プレシジョン・システム・サイエンス株式会社の第39期第2四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

[プレシジョン・システム・サイエンス株式会社(以下、PSS)は、バイオ検査装置やその試薬・消耗品などの製造・販売を手掛ける企業です。第2四半期の決算では、新型コロナウイルス感染症の影響で自社ブランド製品の売上が減少したものの、OEM装置の販売などでカバーし、厳しい経営環境の中でも一定の収益を確保できました。今後は新製品の投入や新規事業の立ち上げなどで、さらなる成長を目指していきます。]

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企業情報

企業名: プレシジョン・システム・サイエンス株式会社
証券コード: 77070
決算期: 6月決算

プレシジョン・システム・サイエンス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

プレシジョン・システム・サイエンス株式会社の決算期は6月決算です。そのため、第2四半期決算は2023年12月31日が基準日となります。

主な事業

プレシジョン・システム・サイエンス株式会社は、バイオ検査装置やその試薬・消耗品などの製造・販売を主な事業としています。自社ブランド製品の全自動PCR検査装置や受託生産を行う受託製造・受託検査などを手掛けています。この他にも、ラボ自動化装置臨床診断装置など、幅広い製品ラインナップを提供しています。

今期の業績と利益率は?

プレシジョン・システム・サイエンス株式会社の第2四半期連結累計期間の業績は、売上高2,012百万円営業損失404百万円経常損失445百万円となりました。新型コロナウイルス感染症の影響で自社ブランド製品の販売が減少した一方で、OEM装置の販売などで一定の収益を確保したものの、先行投資の負担から営業損失や経常損失を計上する結果となりました。

売上・利益の推移

プレシジョン・システム・サイエンス株式会社の売上高は、前年同期比35.6%減少2,012百万円となりました。自社ブランド製品の販売減少が響いています。一方で、売上総利益は549百万円と前年同期比37.2%減少しました。費用面でも、販管費の削減に取り組んでいるものの、先行投資負担などから、営業損失404百万円、経常損失445百万円、親会社株主に帰属する四半期純損失727百万円と厳しい決算結果となりました。

四半期連結貸借対照表について

プレシジョン・システム・サイエンス株式会社の四半期連結貸借対照表をみると、資産合計8,662百万円負債合計4,175百万円純資産合計4,486百万円となっています。前期末から資産が1,099百万円減少し、負債が363百万円減少純資産が735百万円減少しています。厳しい収益環境が財務状況にも影響を及ぼしています。

資産の部

資産の部では、現金及び預金が2,022百万円と前期末から404百万円減少しています。また、機械装置及び運搬具が709百万円と前期末から282百万円減少しました。事業活動の縮小や設備投資の抑制などが影響しています。

負債の部

負債の部では、支払手形及び買掛金が189百万円と前期末から92百万円減少しました。また、長期借入金が2,073百万円と前期末から271百万円減少しています。一定の財務体質の改善が見られます。

純資産の部

純資産の部では、資本金が100百万円資本剰余金が5,697百万円となっています。前期末から資本金が4,543百万円減少しました。事業規模に合わせた財務体質の強化を目的とした減資を実施したものです。

ROAとROE

プレシジョン・システム・サイエンス株式会社のROA(総資産経常利益率)は、前期から低下して約-5.1%となりました。一方でROE(自己資本利益率)は、前期から低下して約-16.2%となっています。収益性の悪化やこれに伴う自己資本の毀損により、両指標とも大幅に低下しています。今後の業績回復と財務体質の強化が重要な課題となっています。

キャッシュフロー

プレシジョン・システム・サイエンス株式会社のキャッシュフローは、営業活動で111百万円の資金減少、投資活動で12百万円の資金減少、財務活動で277百万円の資金減少となっています。主な要因は、税金等調整前四半期純損失の計上や長期借入金の返済などです。この結果、現金及び現金同等物は2,022百万円と前期末から404百万円減少しました。

配当の支払額

プレシジョン・システム・サイエンス株式会社は、当第2四半期連結累計期間において配当を実施していません。業績が低迷していることから、内部留保の確保に注力する方針のようです。株主還元の再開には至っておらず、今後の業績改善に期待が寄せられます。

今後の展望

プレシジョン・システム・サイエンス株式会社は、新型コロナウイルス感染症の影響から抜け出すべく、第3四半期に3機種の新製品を投入するなど、自社ブランド製品の販売拡大に取り組んでいきます。また、OEM先との連携強化や製造原価の引き下げなど、収益力の回復にも注力しています。さらに、事業の抜本的改革や財務体質の強化など、様々な経営改善策にも取り組んでおり、早期の業績回復を目指しています。

編集部のまとめ

プレシジョン・システム・サイエンス株式会社は、新型コロナウイルス感染症の影響で一時的に業績が低迷していますが、新製品の投入やコスト削減、事業構造改革など、さまざまな対策に取り組んでいます。今後の業績回復に期待が寄せられますが、重要な課題である財務体質の強化にも引き続き注力していく必要がありそうです。同社の動向に注目していきましょう。

プレシジョン・システム・サイエンス株式会社の決算日や配当についてまとめました。

プレシジョン・システム・サイエンス株式会社の決算期は6月決算です。第2四半期決算は2023年12月31日が基準日となりました。また、当第2四半期連結累計期間において配当は実施していません。業績が低迷していることから、内部留保の確保に注力しているようです。今後の業績回復と株主還元の再開に期待が寄せられます。

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