株式会社焼肉坂井ホールディングスは、焼肉店を中心とする大手外食企業です。
新型コロナウイルス感染症の収束による経済活動の正常化や、人流の回復、インバウンド需要の増加などを背景に、同社の業績は堅調に推移しています。
人件費や原材料価格、水光熱費の高騰による影響はあるものの、メニューの改定やDX化の取り組みなどにより、収益力を維持しています。
企業情報
企業名: 株式会社焼肉坂井ホールディングス
証券コード: E03374
決算期: 3月
株式会社焼肉坂井ホールディングスの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社焼肉坂井ホールディングスの決算日は3月31日です。
決算時期は4月から3月までの1年間となっています。
主な事業
株式会社焼肉坂井ホールディングスの主な事業は、焼肉店の運営です。
「肉匠坂井」ブランドを中心に、全国に284店舗の直営店と159店舗のFC店を展開しており、グループ全体で443店舗を運営しています。
また、回転寿司店や居酒屋店などの外食事業にも取り組んでいます。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高が170億80百万円と前年同期比で0.2%増加しました。
営業利益は4億44百万円と黒字に転換し、経常利益は5億12百万円と20.6%増加しています。
一方で、減損損失の計上などにより、親会社株主に帰属する四半期純利益は1億80百万円と11.8%減少しています。
売上・利益の推移
売上高は前年同期比で0.2%増加しています。
営業利益は前期の営業損失から黒字に転換し、経常利益も前年同期比で20.6%増加しました。
一方で、親会社株主に帰属する四半期純利益は減損損失の計上などにより、11.8%減少しています。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期連結会計期間末の総資産は161億60百万円で、前連結会計年度末から6億42百万円増加しています。
負債総額は87億55百万円と前連結会計年度末から5億65百万円増加しました。
純資産額は74億5百万円と前連結会計年度末から76百万円増加しています。
資産の部
資産の部では、受取手形及び売掛金、投資その他の資産(その他)、商品及び製品が増加した一方で、のれんが減少しています。
負債の部
負債の部では、長期借入金や1年内返済予定の長期借入金が増加した一方で、1年内償還予定の社債が減少しています。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が親会社株主に帰属する四半期純利益の計上による増加と配当金の支払による減少で、76百万円増加しています。
ROAとROE
ROAは前期の1.3%から当期2.1%に、ROEは前期の2.8%から当期2.4%に推移しています。
ROAの上昇は、経常利益が増加したことによるものです。一方でROEが低下しているのは、親会社株主に帰属する四半期純利益の減少が影響しています。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間におけるキャッシュ・フローの状況については、四半期連結キャッシュ・フロー計算書が作成されていないため開示されていません。
配当の支払額
当社は年2回の配当を実施しています。
当第3四半期連結累計期間の配当金総額は1億17百万円で、1株当たりの配当金は0.5円となっています。
今後の展望
新型コロナウイルス感染症の影響が緩和され、経済活動の正常化や人流の回復、インバウンド需要の増加が期待されます。
一方で、原材料価格やエネルギー価格の高騰など、経営環境の厳しさは続くと見られます。
このような環境下で、同社は肉匠坂井の既存店でのロボティクス導入を進めるなど、効率化とコスト削減に取り組んでいます。
今後も安心・安全な商品提供と店舗運営に努め、業績の安定的な発展を目指していきます。
編集部のまとめ
株式会社焼肉坂井ホールディングスは、新型コロナウイルス感染症の影響が和らぐ中で、売上高、営業利益、経常利益が前年同期を上回る好業績を収めています。
一方で、親会社株主に帰属する四半期純利益は減損損失の計上により減少しています。
今後も経営環境の厳しさは続くとみられますが、ロボティクスの導入などによる効率化とコスト削減に取り組み、安定的な発展を目指していくとみられます。
株式会社焼肉坂井ホールディングスの決算日や配当についてまとめました。
株式会社焼肉坂井ホールディングスの決算日は3月31日で、決算時期は4月から3月までの1年間となっています。
配当については年2回実施しており、当第3四半期連結累計期間の配当金総額は1億17百万円、1株当たりの配当金は0.5円となっています。