こんにちは!株式会社リビングプラットフォーム(証券コード:E35508)の2023年12月期第3四半期決算報告書を分析してみました。同社は介護、障がい者支援、保育の3分野を中心に事業を展開しており、高齢化や少子化といった社会課題の解決に取り組んでいる注目企業です。
企業情報
企業名: 株式会社リビングプラットフォーム
証券コード: E35508
決算期: 3月期
株式会社リビングプラットフォームの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社リビングプラットフォームの決算日は3月31日です。第3四半期決算は2023年12月31日が基準日となっています。
主な事業
株式会社リビングプラットフォームは、「持続的社会保障制度の構築」を通じて「安心を育て、挑戦を創る」世界の実現を目指しています。主力事業は介護、障がい者支援、保育の3分野で、国連のSDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献しています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の売上高は12,293百万円と、前年同期比で120.6%と大幅に増加しました。一方で営業損失は66百万円となりましたが、経常利益は124百万円と大幅な増益となりました。
売上・利益の推移
同社の売上高は年々増加傾向にあり、直近の第3四半期連結累計期間では12,293百万円を記録しました。利益面でも経常利益が前年同期比で592.9%と大幅に改善しており、事業の拡大と収益性の向上が進んでいると言えるでしょう。
四半期連結貸借対照表について
同社の四半期連結貸借対照表を見ると、資産が11,599百万円、負債が10,048百万円、純資産が1,550百万円となっています。新規出店等による積極的な事業投資が行われている一方で、借入金の増加により負債も増加しているのが特徴です。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が1,077百万円、有形固定資産が5,075百万円となっており、積極的な設備投資が行われていることがわかります。また、のれんが1,357百万円と計上されているのは、M&Aによる事業拡大の成果が反映されています。
負債の部
負債の部では、長期借入金が4,579百万円と大きな割合を占めています。事業拡大に伴い、設備投資資金を借入金で調達していることが伺えます。また、短期借入金が659百万円となっています。
純資産の部
純資産の部では、資本金が358百万円、利益剰余金が348百万円となっています。事業拡大に伴い、内部留保も着実に積み上がっていることがわかります。
ROAとROE
同社のROA(総資産利益率)は0.73%、ROE(自己資本利益率)は5.48%となっています。前期と比較して改善傾向にありますが、まだ低い水準にあるといえるでしょう。事業の成長に合わせて財務体質の強化が課題となっていると考えられます。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローについては、四半期連結キャッシュ・フロー計算書が作成されていないため、詳細な動きは不明です。ただし、四半期連結貸借対照表から現金及び預金が805百万円減少していることから、設備投資やM&Aなど、積極的な成長投資が行われているものと推察されます。
配当の支払額
同社は創業以来、配当を実施していません。事業の成長と財務体質の強化に注力していることがうかがえます。今後の業績と財務状況の改善に合わせて、配当の検討が期待されるところです。
今後の展望
今後も同社は、介護、障がい者支援、保育の3分野を中心に事業を拡大していく方針です。特に有料老人ホームやグループホームなどの介護事業に注力し、安定的な収益基盤の確立を目指しています。また、人手不足対策として外国人材の活用にも力を入れており、事業拡大と収益性の向上を両立させることが期待されます。
編集部のまとめ
株式会社リビングプラットフォームは、高齢化や少子化といった社会課題の解決に向けて、介護、障がい者支援、保育の3分野に注力しています。当期の業績は好調で、売上高、経常利益ともに大幅な増加を果たしました。一方で、設備投資やM&Aによる事業拡大に伴い、借入金が増加し財務体質の改善が課題となっています。今後は、収益性の向上と財務基盤の強化を両立させ、さらなる成長が期待されます。
株式会社リビングプラットフォームの決算日や配当についてまとめました。
株式会社リビングプラットフォームの決算日は3月31日、第3四半期決算は2023年12月31日が基準日となっています。同社は創業以来、配当を実施していませんが、今後の業績と財務状況の改善に合わせて、配当の検討が期待されるところです。