この度、株式会社エー・ピーホールディングスの最新の決算報告書が公開されました。エー・ピーホールディングスは外食産業の大手企業で、人気ブランド「塚田農場」や「四十八漁場」などを運営しています。今期の業績は前期比24.5%の増収となり、営業損失も大幅に改善するなど、経営の立て直しが見られる良好な結果となっています。さらに、新株の発行により純資産も増加しており、業績回復への期待が高まっています。
企業情報
企業名: 株式会社エー・ピーホールディングス
証券コード: E26842
決算期: 3月
株式会社エー・ピーホールディングスの決算日・決算時期(スケジュール)は?
エー・ピーホールディングスの決算日は3月31日です。四半期決算は6月、9月、12月の各末日となっています。また、通期の決算発表は通常5月頃に行われます。
主な事業
エー・ピーホールディングスは、外食事業を中心に事業を展開しています。主力ブランドは「塚田農場」や「四十八漁場」など、中高級の居酒屋チェーンです。また、地鶏の生産や鮮魚・青果物の流通といった「生産流通事業」も手がけており、「生販直結モデル」を通じて高品質な食材を提供しています。さらに、中食事業では宅配サービスなども展開しており、外食と中食をカバーする総合フードサービス企業です。
今期の業績と利益率は?
エー・ピーホールディングスの当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高が前年同期比24.6%増の15,537百万円と大幅に改善しました。また、営業損失は111百万円と前年同期の1,368百万円の損失から大きく縮小しました。これにより、営業損益率も-0.7%と、前年同期の-11.0%から大幅に改善しています。新型コロナ禍からの回復基調が鮮明となった結果といえます。
売上・利益の推移
エー・ピーホールディングスの売上高は、2023年3月期第3四半期までは前年同期比24.6%増の15,537百万円と回復基調にあります。一方で、営業損失は111百万円と赤字が続いているものの、前年同期の1,368百万円の損失から大幅に改善しています。今後の業績回復に期待がかかっています。
四半期連結貸借対照表について
エー・ピーホールディングスの2023年12月末の四半期連結貸借対照表では、総資産が8,807百万円となっています。前期末から332百万円減少しましたが、これは主に現金及び預金の減少によるものです。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が1,621百万円と前期末から198百万円減少しています。また、固定資産も5,129百万円と95百万円減少しています。これは主に減価償却による減少です。
負債の部
負債の部では、有利子負債が5,695百万円と前期末から535百万円減少しています。これにより、総負債が8,456百万円と565百万円減少しています。
純資産の部
純資産の部では、新株の発行により資本金が244百万円、資本剰余金が1,606百万円と増加しています。その結果、純資産は351百万円となり、前期末から232百万円増加しています。
ROAとROE
エー・ピーホールディングスのROA(総資産利益率)は-1.2%、ROE(自己資本利益率)は-49.6%となっています。これらの指標は依然として低い水準にありますが、前期(ROA -11.9%、ROE -150.3%)と比べると大幅に改善しており、今後の業績回復に期待がかかっています。
キャッシュフロー
エー・ピーホールディングスの当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが235百万円のマイナスとなりました。これは主に税金等の支払いによるものです。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは26百万円のマイナス、財務活動によるキャッシュ・フローは62百万円のマイナスと、全体的に厳しい状況が続いています。
配当の支払額
当第3四半期連結累計期間において、エー・ピーホールディングスはA種優先株式とB種優先株式に対して、合計13,000千円の配当を行っています。普通株式への配当は行っていません。今後の業績回復を受けて、普通株式への配当再開が期待されます。
今後の展望
エー・ピーホールディングスは、新型コロナ禍からの回復傾向にあり、中期的には業績の改善が期待されます。また、新株の発行による資本の増強や有利子負債の削減など、財務基盤の強化にも取り組んでいます。今後は、新規出店や既存店の改装など、積極的な事業展開も予想されます。引き続き同社の動向に注目が集まるでしょう。
編集部のまとめ
株式会社エー・ピーホールディングスは、新型コロナ禍からの業績回復に向けて着実に歩みを進めています。売上高は前年同期比で24.6%増加し、営業損失も大幅に縮小。さらに、新株の発行による資本の増強など、財務基盤の強化にも取り組んでいます。今後は、更なる業績の回復と成長が期待されます。同社の今後の動向にも注目が集まっています。
株式会社エー・ピーホールディングスの決算日や配当についてまとめました。
エー・ピーホールディングスの決算日は3月31日です。今期の第3四半期決算では、売上高が前年同期比24.6%増と大幅に改善しました。一方で、依然として営業損失は計上しているものの、前年同期比では大幅に縮小しています。また、優先株式への配当総額は13,000千円となっています。今後の普通株式への配当再開にも期待が高まっています。