株式会社クリーク・アンド・リバー社の決算報告を詳しくご紹介します。クリーク・アンド・リバー社は主にクリエイティブ分野や医療分野などの人材サービスを提供する企業です。前期に引き続き、売上高・利益ともに好調な決算結果となりました。今後も成長が期待されている企業の決算内容をお届けします。
企業情報
企業名: 株式会社クリーク・アンド・リバー社
証券コード: 47630
決算期: 2024年2月期
株式会社クリーク・アンド・リバー社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
クリーク・アンド・リバー社の決算日は2月末です。そのため、現在の決算期は2024年2月期となります。四半期決算は3月、6月、9月、12月の各月末に行われています。
主な事業
クリーク・アンド・リバー社の主な事業は、クリエイティブ分野、医療分野、会計・法務分野でのエージェンシー事業やプロデュース事業、ライツマネジメント事業などです。 クリエイターや医療従事者、会計士・弁護士などの優秀な人材を企業に紹介したり、自社コンテンツの企画・制作を行っています。近年はIT分野やファッション分野なども展開しており、幅広い事業を展開しています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高37,828百万円(前年同期比113.9%)、営業利益3,482百万円(前年同期比104.9%)、経常利益3,524百万円(前年同期比105.2%)、親会社株主に帰属する四半期純利益2,277百万円(前年同期比95.6%)となりました。売上高、営業利益、経常利益は過去最高を更新するなど、好調な業績を維持しています。
売上・利益の推移
クリーク・アンド・リバー社の売上高は年々増加傾向にあり、前期は44,121百万円を記録しました。また、経常利益も4期連続で増益し、前期は4,002百万円となるなど、着実に業績を拡大しています。業績好調の要因として、クリエイティブ分野やIT分野などでの需要増加が挙げられます。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期連結会計期間末の総資産は25,415百万円と、前連結会計年度末に比べ2,663百万円増加しました。これは主に、現金及び預金の増加によるものです。一方、負債合計は9,651百万円で、前連結会計年度末に比べ1,143百万円増加しました。これは主に、短期借入金の増加によるものです。純資産は15,764百万円となり、自己資本比率は61.3%となっています。
資産の部
資産の部では、流動資産が19,835百万円と前連結会計年度末より3,069百万円増加しました。現金及び預金の増加が主な要因です。一方、固定資産は5,580百万円と406百万円減少しています。
負債の部
負債の部では、流動負債が9,127百万円と前連結会計年度末より1,209百万円増加しました。主な増加要因は短期借入金の増加です。また、固定負債は524百万円と66百万円減少しました。
純資産の部
純資産の部では、15,764百万円と前連結会計年度末より1,519百万円増加しました。主な増加要因は親会社株主に帰属する四半期純利益の計上によるものです。
ROAとROE
クリーク・アンド・リバー社のROAは前期の12.7%から現在9.0%に低下しています。これは総資産が増加したものの、経常利益の伸び率が総資産の伸び率を下回ったためです。一方、ROEは前期の20.4%から現在15.5%に減少していますが、依然として高水準を維持しています。これは、株主資本の増加により利益率が低下したためと考えられます。
キャッシュフロー
クリーク・アンド・リバー社のキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュ・フローが5,040百万円の収入となっています。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは602百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは1,282百万円の支出となりました。この結果、現金及び現金同等物の四半期末残高は11,612百万円と、前連結会計年度末より2,357百万円増加しています。
配当の支払額
クリーク・アンド・リバー社は2023年5月24日開催の定時株主総会において、1株当たり27円の期末配当を支払うことを決議しました。この結果、年間配当金は1株当たり54円となりました。前期の配当金は1株当たり40円だったため、今期は14円増配となっています。
今後の展望
クリーク・アンド・リバー社は、中長期的な成長のため、新規事業への積極的な投資を行っています。例えば、クリエイターのためのメタバース空間の開発や、障がい者雇用の促進に取り組むなど、事業領域の拡大を目指しています。これらの取り組みにより、更なる事業拡大と収益力の向上が期待されます。今後も同社の業績に注目していきましょう。
編集部のまとめ
クリーク・アンド・リバー社は、クリエイティブ分野や医療分野などで強みを発揮し、好調な業績を維持しています。売上高、営業利益、経常利益は過去最高を更新し、株主還元も増配となりました。今後も新規事業への投資を活発化させ、事業領域の拡大を目指しています。同社の成長性に期待が高まっています。
株式会社クリーク・アンド・リバー社の決算日や配当についてまとめました。
クリーク・アンド・リバー社の決算日は2月末で、2024年2月期の決算となります。また、同社は2023年5月に1株当たり27円の期末配当を実施しました。今期は前期比14円増配となっており、株主還元も強化されています。今後の同社の業績にも注目していきましょう。