株式会社ランドネットの最新の決算報告書をご紹介します。売上高は36,370百万円と前年同期比18.1%の増加、営業利益は1,029百万円と6.7%増加と好調な業績を示しています。不動産売買事業とそれに関連する不動産賃貸管理事業を手がける同社は、不動産の仲介や買取販売、リフォーム販売などに注力し、着実に業績を伸ばしています。
企業情報
企業名: 株式会社ランドネット
証券コード: E35614
決算期: 2023年7月31日
株式会社ランドネットの決算日・決算時期(スケジュール）は？
株式会社ランドネットの決算期は毎年7月31日で、四半期決算は8月1日~10月31日、11月1日~1月31日、2月1日~4月30日、5月1日~7月31日と年4回行われています。
主な事業
株式会社ランドネットは、不動産売買事業と不動産賃貸管理事業を展開しています。不動産売買事業では、中古マンションの買取販売やリフォームを行った買取リフォーム販売、そして仲介業務を手がけています。不動産賃貸管理事業では、不動産のオーナー向けの賃貸管理サービスを提供しています。
今期の業績と利益率は？
今期の売上高は36,370百万円と前年同期比18.1%増加しました。一方、営業利益は1,029百万円と6.7%増加し、経常利益は884百万円と2.2%減少しました。不動産売買事業の伸長により全体の業績は好調ですが、金融費用の増加により経常利益は微減となりました。
売上・利益の推移
最近3年間の売上高は着実に伸びており、2022年7月期は30,784百万円、2023年7月期は36,370百万円と大幅な増加となっています。一方、経常利益は2022年7月期の904百万円から2023年7月期は884百万円と若干減少しましたが、概ね安定した推移となっています。
四半期連結貸借対照表について
2023年7月31日時点の総資産は19,959百万円でしたが、2024年1月31日時点では23,095百万円と大幅に増加しています。この増加は、不動産の仕入れ強化に伴う販売用不動産の増加が主な要因です。
資産の部
流動資産は18,235百万円と前期末比2,430百万円増加しました。この増加の主な要因は販売用不動産の増加です。固定資産は4,860百万円と前期末比705百万円増加しており、これは賃貸用不動産の取得によるものです。
負債の部
流動負債は11,247百万円と前期末比1,964百万円増加しており、これは販売用不動産の仕入資金に充てるための短期借入金の増加が主な要因です。固定負債は4,247百万円と703百万円増加しており、長期借入金の増加が主な理由です。
純資産の部
純資産は7,600百万円と前期末比468百万円増加しています。この増加は親会社株主に帰属する四半期純利益の計上によるものです。
ROAとROE
株式会社ランドネットのROA(総資産経常利益率)は前期4.5%でしたが、当期は3.8%と若干低下しています。一方、ROE(自己資本利益率)は前期12.7%から当期11.4%と減少しました。これは金融費用の増加により経常利益が減少したことが主な要因です。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローは1,027百万円の支出となりました。これは主に、販売用不動産の仕入れによる棚卸資産の増加によるものです。一方、投資活動によるキャッシュ・フローは806百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは2,513百万円の収入となっています。これらの結果、現金及び現金同等物は679百万円増加し、期末残高は3,172百万円となりました。
配当の支払額
2023年10月27日開催の定時株主総会において、1株当たり18.50円の配当が決議されました。これにより、配当金総額は110百万円となっています。
今後の展望
今後の市場環境は予断を許さない状況にありますが、株式会社ランドネットは不動産の仲介業務の強化や、買取販売、リフォーム販売の拡大に注力することで、さらなる業績向上を目指していきます。また、ITを活用した取引の効率化にも取り組み、収益性の向上を図る計画です。
編集部のまとめ
株式会社ランドネットは不動産売買事業と不動産賃貸管理事業を柱に、着実に業績を伸ばしています。今期は売上高36,370百万円、営業利益1,029百万円と好調な実績を残しました。今後は不動産取引のデジタル化を推進し、さらなる成長が期待できる企業です。
株式会社ランドネットの決算日や配当についてまとめました。
同社の決算期は毎年7月31日で、四半期決算は年4回行われます。また、2023年10月27日開催の定時株主総会において、1株当たり18.50円の配当が決議され、配当金総額は110百万円となりました。今後も安定した配当政策が期待できる企業といえるでしょう。
