株式会社アールエイジの2023年11月期第1四半期の決算が発表されました。運営管理事業を中心に安定収益を確保しつつ、都心部に優良な賃貸事業用不動産の企画開発に注力した結果、堅調な業績を収めています。今後の事業展開にも期待が高まります。
企業情報
企業名: 株式会社アールエイジ
証券コード: 32480
決算期: 11月期
株式会社アールエイジの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社アールエイジは11月期の決算を行っています。第1四半期の決算は2024年1月31日時点での業績となります。
主な事業
株式会社アールエイジは、運営管理事業と開発販売事業の2つの事業を展開しています。運営管理事業では賃貸事業用不動産の運営管理を行い、安定収益を確保しています。一方、開発販売事業では都心部に焦点を当てた優良な賃貸事業用不動産の企画開発に注力しています。この2つの事業を柱に、安定収益と成長を両立する経営を目指しています。
今期の業績と利益率は?
第1四半期の売上高は682,527千円、営業利益は92,429千円と前年同期比で減収減益となりました。しかし、依然として高い営業利益率30.6%を維持しており、収益性の高い事業構造が確立されています。
売上・利益の推移
直近3期の売上高は3,400,552千円、4,121,371千円、682,527千円と推移しています。利益面では、経常利益は477,413千円、74,743千円となっています。運営管理事業が安定収益を生み出し、開発販売事業の寄与もあり、収益力は高水準を維持できています。
四半期連結貸借対照表について
株式会社アールエイジの2024年1月期第1四半期の総資産は13,458,600千円となっています。資産の内訳としては有形固定資産9,516,805千円、現金及び預金781,411千円が主な構成となっています。
資産の部
資産の部では、有形固定資産が9,516,805千円と大きな割合を占めています。これは主に賃貸事業用マンションの取得などによるものです。また、現金及び預金が781,411千円と健全な流動性を確保しています。
負債の部
負債の部では、長期借入金が7,104,794千円となっています。これは賃貸事業用不動産の取得資金調達によるものです。一方で、利息負担を抑えるべく、流動負債の短期借入金が1,467,176千円となっており、適切な負債構成を維持しています。
純資産の部
純資産の部では、資本金が167,208千円、利益剰余金が3,884,967千円となっています。自己資本比率は30.6%を維持しており、財務基盤は安定しています。
ROAとROE
株式会社アールエイジのROA(総資産利益率)は2.8%、ROE(自己資本利益率)は9.9%となっています。運営管理事業の安定収益と開発販売事業の成長を両立する経営により、高水準の収益性を維持できていると評価できます。今後も収益力の向上を期待できるでしょう。
キャッシュフロー
第1四半期の営業活動によるキャッシュ・フローは135,935千円のプラスとなっています。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは275,397千円のマイナスとなっており、主に賃貸事業用不動産の取得による支出によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローもマイナスとなっており、全体としてキャッシュ・ポジションは139,461千円減少しています。今後の事業展開に向けた投資活動に注目が集まります。
配当の支払額
株式会社アールエイジは、2024年1月24日開催の定時株主総会において、1株当たり18円の配当を決議しています。前期実績の1株当たり16円から増配となっており、株主還元に積極的な姿勢が窺えます。
今後の展望
株式会社アールエイジは、運営管理事業の安定収益基盤と開発販売事業の成長を両立する経営を行っています。今後も都心部に焦点を当てた優良な賃貸事業用不動産の企画開発に注力し、収益力の向上を目指していきます。また、株主還元の拡充など、企業価値の向上にも努めていく方針です。
編集部のまとめ
株式会社アールエイジの2023年11月期第1四半期決算は、安定収益基盤の確立と成長への布石が窺えるものとなりました。運営管理事業の堅調な業績に加え、開発販売事業の強化にも注力しています。今後の事業展開と収益力の向上に期待が高まります。また、積極的な株主還元も魅力的な点といえるでしょう。
株式会社アールエイジの決算日や配当についてまとめました。
株式会社アールエイジは11月期の決算を行っています。第1四半期決算は2024年1月31日時点の業績となっています。また、2024年1月24日開催の定時株主総会において、1株当たり18円の配当を決議しています。株主還元にも積極的な姿勢が窺えます。