株式会社ラクーンホールディングスの第28期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

株式会社ラクーンホールディングス(以下ラクーン)の2023年度の第3四半期決算報告書がリリースされました。このラクーンは、東京証券取引所プライム市場に上場しているEC事業フィナンシャル事業を展開するホールディング企業です。通期の目標達成に向け、この第3四半期もグループ全体で好調な業績を維持しています。

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企業情報

企業名: 株式会社ラクーンホールディングス
証券コード: 30310
決算期: 2023年4月30日

株式会社ラクーンホールディングスの決算日・決算時期(スケジュール)は?

ラクーンホールディングスの決算期は4月末で、四半期ごとに決算を行っています。第3四半期の決算発表は2024年3月14日です。

主な事業

ラクーンホールディングスは、EC事業フィナンシャル事業の2つのセグメントを展開しています。EC事業では「スーパーデリバリー」の運営、フィナンシャル事業では「Paid」や「URIHO」などのサービス提供を行っています。両事業ともに順調に成長を続けており、グループ全体の収益基盤を支えています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期の業績は、売上高4,299,693千円と前年同期比9.9%増と好調に推移しています。一方で、営業利益465,209千円と前年同期比47.9%減となりました。これは、顧客獲得に向けた広告宣伝費の大幅増加などによるものです。利益率は10.8%と前年同期に比べ低下しましたが、中期的には収益性の向上を目指しています。

売上・利益の推移

ラクーンホールディングスの売上高は順調に推移しており、前年同期比9.9%増となりました。一方で、前述の通り広告宣伝費の増加により営業利益は前年同期比47.9%減となっています。経常利益は466,735千円、親会社株主に帰属する四半期純利益は310,854千円と落ち着いた水準を維持しています。

四半期連結貸借対照表について

ラクーンホールディングスの財政状態は健全に推移しています。当第3四半期末の総資産は13,967,745千円と前期末比1,210,917千円減少しています。この主な要因は、自己株式の取得等により現金及び預金が減少したことや、取引の減少に伴い売掛金が減少したことなどによるものです。

資産の部

資産の部では、流動資産が11,349,091千円と前期末比1,630,728千円減少しました。一方で、固定資産は2,618,654千円419,810千円増加しています。これは主に、投資有価証券の新規取得や、ソフトウエア等の増加によるものです。

負債の部

負債の部では、流動負債が9,002,065千円と前期末比700,658千円減少しました。これは主に、取引の減少に伴い買掛金が減少したことや、法人税等の中間納付により未払金が減少したことなどによるものです。固定負債は59,573千円と若干増加しています。

純資産の部

純資産の部では、4,906,105千円と前期末比522,897千円減少しています。これは主に、自己株式の取得により自己株式が増加したことや、配当金の支払により利益剰余金が減少したことなどによるものです。

ROAとROE

ラクーンホールディングスのROA(総資産経常利益率)は前期末の7.5%から当第3四半期末では3.3%に低下しています。一方で、ROE(自己資本利益率)は前期末の10.5%から6.3%に低下しています。これは、利益が減少したことや自己株式の取得などによる影響によるものです。今後は、収益性の向上と株主資本の効率的な活用に努めていく方針です。

キャッシュフロー

ラクーンホールディングスのキャッシュフローについては、営業活動によるキャッシュ・フローが496,874千円のプラスとなっています。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは△293,068千円、財務活動によるキャッシュ・フローは△1,196,756千円のマイナスとなっています。これは、主に自己株式の取得による支出によるものです。全体としては、現金及び現金同等物が982,650千円減少しています。

配当の支払額

ラクーンホールディングスの配当については、年2回の配当を実施しています。当第3四半期では、中間配当として1株9円を支払いました。また、期末配当も1株9円を予定しており、年間配当は1株18円を見込んでいます。株主還元に対する姿勢は堅持しつつ、成長投資とのバランスも考えていきます。

今後の展望

ラクーンホールディングスは、「広さを深さに〜LTVの向上によるサステナブルな事業成長へ」をテーマに掲げ、積極的な顧客獲得投資を行っています。この結果、売上高は前年同期比9.9%増と順調に推移しています。一方で、広告宣伝費の増加により利益率は低下しましたが、中長期的には収益性の向上を目指します。今後も両事業を強化し、業容の拡大を図っていく方針です。

編集部のまとめ

ラクーンホールディングスの第3四半期決算は、売上高は前年同期比9.9%増と順調に推移しました。一方で、積極的な顧客獲得投資により広告宣伝費が増加し、利益率は低下しています。しかし、中長期的には収益性の向上を目指しており、両事業の強化により業容拡大を図る計画です。株主還元についても、年間1株18円の配当を予定しており、株主の皆様への還元にも注力しています。今後の成長に期待が高まります。

株式会社ラクーンホールディングスの決算日や配当についてまとめました。

ラクーンホールディングスの決算期は4月末で、四半期ごとに決算を行っています。配当については、年2回(中間配当と期末配当)実施しており、当期は年間1株18円を予定しています。業績が順調に推移する中、株主還元にも注力しています。

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