株式会社伊藤園の第59期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

コンビニ
スポンサーリンク

弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

株式会社伊藤園の2023年5月1日から2024年1月31日までの第3四半期決算が発表されました。伊藤園は日本を代表する緑茶の世界No.1ブランドを持つ老舗メーカーですね。今期は新型コロナ後の市況回復に加え、桜パッケージの販売などの施策が奏功し、大幅な増収増益を達成しています。当期の売上高は3,462億51百万円と前年同期比5.4%増、営業利益は217億58百万円と37.1%も伸長しました。中でも主力のリーフ・ドリンク関連事業は順調に推移しており、同事業の営業利益は193億47百万円と前年同期比35.6%も増加しています。

スポンサーリンク

企業情報

企業名: 株式会社伊藤園
証券コード: E00414
決算期: 5月1日~4月30日

株式会社伊藤園の決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社伊藤園の決算は、毎年4月30日を期末日とする事業年度(5月1日~4月30日)に基づいて行われます。したがって、第3四半期決算は2023年11月1日~2024年1月31日の期間の決算になります。

主な事業

株式会社伊藤園は、リーフ・ドリンク関連事業飲食関連事業を主力として展開しています。リーフ・ドリンク関連事業では、世界No.1の緑茶ブランド「お~いお茶」を中心として、お茶、コーヒー、日本茶などの製造・販売を行っています。飲食関連事業では、タリーズコーヒー店舗の展開を行っています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期は、コロナ禍からの回復を背景に売上高3,462億51百万円と前年同期比5.4%増、営業利益217億58百万円と37.1%増加と大幅な増収増益を達成しました。特に、リーフ・ドリンク関連事業の営業利益は193億47百万円と35.6%の大幅な増益となっています。増収増益の背景には、主力ブランド「お~いお茶」の販売好調や自動販売機の耐用年数見直しによる減価償却費の減少などが寄与しています。

売上・利益の推移

直近3年間の売上高・利益の推移をみると、売上高は328,454百万円→346,251百万円と年々増加しています。また、経常利益も16,518百万円→22,981百万円と大幅な増益基調にあります。特に当期の増益率が高いのは、新型コロナ禍からの回復に加えて、緑茶等の主力商品の販売好調や経費削減等が奏功した結果だと考えられます。

四半期連結貸借対照表について

当第3四半期末の総資産は3,368億98百万円となり、前期末比18億75百万円減少しました。一方、負債は1,545億89百万円と120億56百万円減少しています。これにより、純資産は1,823億9百万円と101億80百万円増加し、自己資本比率は53.6%と健全な財務体質を維持しています。

資産の部

資産の主な変動は、現金及び預金が20億89百万円増加した一方で、売掛金が60億63百万円、商品及び製品が33億23百万円それぞれ減少しています。また、建物及び構築物が11億44百万円増加しています。

負債の部

負債の主な変動は、買掛金が60億12百万円、退職給付に係る負債が27億78百万円、未払費用が17億84百万円、賞与引当金が16億82百万円それぞれ減少しています。

純資産の部

純資産は利益剰余金が142億43百万円増加したことなどから、1,823億9百万円と大幅に増加しています。この結果、自己資本比率は53.6%と財務基盤が一層強化されています。

ROAとROE

伊藤園のROAは当第3四半期で6.9%となっており、前期末の5.8%から改善しています。また、ROEも当第3四半期で8.4%と前期末の7.5%から向上しています。これは増収増益による利益の伸長や財務体質の改善が寄与したためです。今後も売上拡大と収益性の向上により、ROA、ROEともに改善傾向が継続すると期待されます。

キャッシュフロー

当第3四半期の営業活動によるキャッシュ・フローは前年同期比で大幅に増加しており、営業利益の伸長たな卸資産の減少などによって創出された資金が増加しています。一方で、設備投資などの投資活動によるキャッシュ・アウトフローも増加しています。この結果、現金及び現金同等物の期末残高は1,062億70百万円と財務基盤の強化が進んでいます。

配当の支払額

当期の配当については、普通株式1株当たり41円(前期比1円増)、第1種優先株式1株当たり52円(前期比2円増)を実施しました。これは親会社株主に帰属する四半期純利益の増加を受けた増配となっています。今後も安定的な配当を維持していく方針のようですね。

今後の展望

今後は、引き続き主力の緑茶「お~いお茶」ブランドの価値向上に注力するとともに、自動販売機事業の収益性改善タリーズコーヒー事業の業績拡大に取り組むことで、更なる業績向上が期待されます。また、原材料価格高騰や為替変動などの外部環境変化にも柔軟に対応しながら、収益力の向上と財務基盤の強化を進めていくと良いでしょう。

編集部のまとめ

株式会社伊藤園は、主力の緑茶ブランド「お~いお茶」の販売好調や自動販売機事業の収益性改善などにより、当第3四半期は大幅な増収増益を達成しました。特に営業利益が217億58百万円と37.1%も増加したのは注目ポイントです。また、財務面でも自己資本比率が53.6%と健全な水準を維持しており、今後の業績拡大が期待できます。今後も主力製品の品質向上やコスト管理強化などに取り組み、更なる成長が望まれます。

株式会社伊藤園の決算日や配当についてまとめました。

株式会社伊藤園の決算日は毎年4月30日です。当期の配当については、普通株式1株当たり41円、第1種優先株式1株当たり52円を実施しました。今後も安定的な配当の実施が期待されます。

タイトルとURLをコピーしました