株式会社デリバリーコンサルティングの2023年8月からの第2四半期決算が発表されました。デジタルトランスフォーメーション事業を中心にした同社は、売上高が前年同期比31.0%増加と大幅な伸びを示しています。利益面でも営業利益が251.9%増と著しい成長を遂げており、業績好調が続いています。今期は人材育成や高付加価値案件の獲得などに注力し、さらなる成長を目指していく方針です。
企業情報
企業名: 株式会社デリバリーコンサルティング
証券コード: E36711
決算期: 8月決算
株式会社デリバリーコンサルティングの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社デリバリーコンサルティングは8月決算の企業です。第2四半期の決算期間は2023年11月1日から2024年1月31日までとなっています。
主な事業
株式会社デリバリーコンサルティングの主力事業は、デジタルトランスフォーメーション(DX)事業です。顧客のデジタルプラットフォーム構築をサポートし、クラウド、AI、RPAなどの先端技術を活用してクライアントのビジネスモデル変革や新サービス開発を支援しています。高い技術力とコンサルティング力を活かし、クライアントの企業価値最大化に貢献しています。
今期の業績と利益率は?
当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高が1,366,367千円と前年同期比31.0%の増加、営業利益が167,431千円と前年同期比251.9%の大幅な増加となりました。利益率も大幅に改善しており、営業利益率は12.3%と高水準を維持しています。人材育成や高付加価値案件の獲得などに注力し、引き続き業績拡大を目指しています。
売上・利益の推移
最近の業績推移をみると、売上高は2022年8月期から順調に増加しています。利益面でも、経常利益が2022年8月期の4.7千万円から2023年8月期の2.8億円と大幅に改善しています。DX事業の需要増加を背景に、売上高と利益ともに着実に伸長しています。
四半期連結貸借対照表について
同社の最新の四半期連結貸借対照表を確認すると、総資産が1,434,087千円と前期末から115,215千円増加しています。特に現金及び預金が増加し、財務体質の強化が進んでいます。一方、負債合計は366,826千円と前期末から18,273千円減少し、自己資本比率は74.3%と高水準を維持しています。安定した財務基盤が確立されている状況です。
資産の部
資産の部では、流動資産が1,250,479千円と大幅に増加しています。現金及び預金が増加したことが主な要因です。一方、固定資産は183,608千円と前期末から12,165千円増加しました。無形固定資産のソフトウエア仮勘定が増加したことが主な要因です。
負債の部
負債の部では、流動負債が310,045千円と前期末から6,649千円減少しました。未払金の減少などが主な要因です。固定負債は56,781千円と前期末から11,623千円減少しました。長期借入金の返済が進んでいるためです。
純資産の部
純資産の部では、1,067,261千円と前期末から133,489千円増加しました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益124,687千円を計上したことによるものです。
ROAとROE
同社のROA(総資産経常利益率)は11.7%、ROE(自己資本当期純利益率)は11.7%となっています。前年同期と比べてROAは5.5ポイント、ROEは9.3ポイント大幅に改善しており、高い収益性と効率性が発揮されています。DX需要の高まりを背景に、高付加価値案件の獲得や生産性の向上により、収益力が大幅に伸びています。
キャッシュフロー
当第2四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが80,043千円の収入となりました。一方、投資活動によるキャッシュ・フローは15,925千円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは9,392千円の支出となっています。全体として現金及び現金同等物が54,574千円増加し、財務基盤が強化されています。
配当の支払額
株式会社デリバリーコンサルティングは、配当を行っていない企業です。成長過程にあり、内部留保の確保に注力しているため、現時点では配当を実施していません。今後は、業績と財務状況の改善に合わせて、配当政策の検討も視野に入れていくことが期待されます。
今後の展望
株式会社デリバリーコンサルティングは、DX領域での高い技術力を活かし、クライアントのビジネスモデル変革や新サービス開発を支援することで、企業価値の最大化に貢献していく方針です。人材の育成と確保に注力し、更なる成長を目指します。今後も、高収益性と効率性の改善によりROAやROEなどの経営指標を向上させ、株主価値の最大化を図っていくことが期待されます。
編集部のまとめ
株式会社デリバリーコンサルティングは、DX事業で高い業績を遂げている企業です。直近の第2四半期決算では、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益のいずれも前年同期比で大幅な増加となりました。安定した財務基盤と高い収益性・効率性を示しており、今後も成長が期待できる企業です。配当は行っていませんが、今後の業績と財務状況の改善に合わせて、株主還元策を検討していくことが望まれます。
株式会社デリバリーコンサルティングの決算日や配当についてまとめました。
株式会社デリバリーコンサルティングは8月決算の企業で、当第2四半期の決算期間は2023年11月1日から2024年1月31日までです。現時点では配当を実施していませんが、今後の業績と財務状況の改善に合わせて、株主還元策の検討が期待されます。