株式会社大盛工業の2023年第2四半期決算が発表されました。業績は堅調に推移し、売上高が前年同期比1.9%増加の2,802,819千円、営業利益が43.9%増加の397,725千円となりました。建設事業や不動産事業、通信関連事業などの各セグメントで好調な結果が出ています。
企業情報
企業名: 株式会社大盛工業
証券コード: 18440
決算期: 2023年8月1日~2024年7月31日
株式会社大盛工業の決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社大盛工業の決算日は7月31日で、第2四半期決算は2024年1月31日に行われました。
主な事業
株式会社大盛工業は、建設事業、不動産事業、OLY事業、通信関連事業を展開しています。建設事業では上下水道工事を中心に、不動産事業では不動産の賃貸・販売を手がけ、OLY事業ではOLY機材のリース販売、通信関連事業では通信回線の保守・管理業務などを行っています。
今期の業績と利益率は?
この第2四半期の業績は売上高2,802,819千円、営業利益397,725千円と前年同期比で増加しています。経常利益は385,096千円、親会社株主に帰属する四半期純利益は285,770千円となっています。売上高利益率は13.6%と高い水準を維持しており、順調に推移しています。
売上・利益の推移
過去2年間の売上高は6,054,025千円から2,802,819千円に増加しており、経常利益も433,492千円から385,096千円と高い水準を維持しています。建設事業や不動産事業、通信関連事業の各セグメントが良好な業績を収めていることが要因です。
四半期連結貸借対照表について
2024年1月31日時点の総資産は11,130,410千円と前期末比2.4%減少しています。流動資産は10,135,518千円で、現金及び預金が2,224,143千円となっています。固定資産は994,892千円です。
資産の部
総資産は前期比2.4%減少し、主な内訳は現金及び預金の減少、完成工事未収入金の減少、販売用不動産の減少などです。流動資産比率は91.1%と高い水準を維持しています。
負債の部
負債合計は5,683,407千円と前期比10.2%減少しました。主な内訳は未成工事受入金の減少、長期借入金の減少などです。有利子負債に占める短期借入金の割合が66.6%と高くなっています。
純資産の部
純資産合計は5,447,003千円と前期比5.9%増加しました。これは主に利益剰余金の増加などによるものです。自己資本比率は48.2%となり、前期末の44.4%から上昇しています。
ROAとROE
ROAは前年同期の3.7%から4.0%に上昇し、ROEも前年同期の6.6%から5.4%に上昇しています。建設事業や不動産事業の収益性向上が主な要因です。今後も安定的な経営基盤の維持が期待されます。
キャッシュフロー
当第2四半期の営業活動によるキャッシュ・フローは264,557千円の支出、投資活動によるキャッシュ・フローは528千円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは88,561千円の収入となっています。手持ち受注残の消化や資金調達などにより、当期末の現金及び現金同等物は2,132,832千円となりました。
配当の支払額
2023年10月25日開催の定時株主総会において、1株当たり8円の期末配当が決議されました。これにより、年間配当金は1株当たり8円となる見込みです。株主還元を重視する方針のもと、株主の皆様への利益還元を継続しています。
今後の展望
株式会社大盛工業は、建設事業で東京都発注の上下水道工事の受注拡大や、不動産事業の収益強化、通信関連事業の受注増加に取り組んでいく方針です。また、人材確保や生産性の向上にも努め、持続的な成長と企業価値の向上を目指していきます。引き続き注目が集まる企業といえるでしょう。
編集部のまとめ
株式会社大盛工業の2023年度第2四半期決算は、各事業セグメントが好調に推移したことで売上高、利益ともに前年同期を上回る結果となりました。特に建設事業や不動産事業の収益力が高く、ROAやROEも改善傾向にあります。今後も東京都の公共投資案件や通信関連事業の受注拡大に期待が寄せられています。株主還元面でも安定的な配当政策を継続しており、中長期的な企業価値の向上が期待できる企業といえるでしょう。
株式会社大盛工業の決算日や配当についてまとめました。
株式会社大盛工業の決算日は7月31日で、第2四半期決算は2024年1月31日に行われました。また、2023年10月の定時株主総会で年間配当金が1株当たり8円と決議されました。今後も安定配当の維持に注力していくと考えられます。