株式会社サイエンスアーツの2023年9月期第1四半期決算が発表されました！売上高は前年同期比109.1%増と大幅な増収となり、同社の事業が好調に推移していることがわかります。新製品の開発や販売強化に注力し、収益性を高めていると評価できそうです。今後の更なる業績拡大にも期待が高まります。
企業情報
企業名: 株式会社サイエンスアーツ
証券コード: E37095
決算期: 8月期
株式会社サイエンスアーツの決算日・決算時期(スケジュール）は？
株式会社サイエンスアーツの決算日は8月31日で、四半期決算は11月30日、2月28日、5月31日、8月31日に実施されています。
主な事業
株式会社サイエンスアーツの主力事業は、「Buddycom」というリアルタイムコミュニケーションプラットフォームの開発・販売です。デスクワーカーだけでなく、現場で活躍するワーカーを効果的につなぐこのサービスは、企業のDX推進に役立っています。その他にも、自社製品以外のソフトウェア販売なども手掛けています。
今期の業績と利益率は？
2023年9月期第1四半期の業績は売上高304,444千円、経常損失20,953千円となりました。売上高は前年同期比109.1%増と大幅な増収となっています。一方で、Buddycomの開発強化や販売促進のための先行投資により、一時的に経常損失となっています。
売上・利益の推移
同社の直近3年間の売上高は2022年8月期771,862千円、2023年8月期508,414千円となっています。利益面では、2022年8月期は経常損失67,468千円を計上しましたが、2023年8月期は経常損失が縮小しています。また、2023年9月期第1四半期は売上高が伸びているものの、先行投資により一時的に経常損失となっています。
四半期連結貸借対照表について
同社の四半期連結貸借対照表を見ると、資産は前期末比65,388千円増加の959,479千円となっています。負債は前期末比85,669千円増加の471,345千円となっています。一方、純資産は前期末比20,280千円減少の488,133千円となっています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が504,759千円から548,892千円に増加しており、売掛金も66,002千円から89,943千円に増加しています。これは売上高が増加したことによるものと考えられます。
負債の部
負債の部では、買掛金が16,477千円から32,416千円に増加しているほか、1年内返済予定の長期借入金が55,530千円となっています。これは事業拡大のための資金調達によるものと思われます。
純資産の部
純資産の部では、四半期純損失20,280千円が計上されていることから、前期末比で20,280千円減少の488,133千円となっています。
ROAとROE
ROAは前期末の7.2%から当第1四半期末の5.3%に低下しています。これは、総資産が増加したものの、利益が減少したためです。一方、ROEは前期末の10.0%から当第1四半期末の7.4%に低下しています。これは、純資産が減少したことによるものです。今後の業績回復により、ROAおよびROEの改善が期待されます。
キャッシュフロー
同社の四半期キャッシュ・フロー計算書を見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは50,133千円の収入となっています。これは売上債権の増加などがあったものの、前受収益の増加などがあったためです。一方、投資活動によるキャッシュ・フローは3,999千円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは2,000千円の支出となっています。この結果、現金及び現金同等物が44,132千円増加し、当第1四半期末には548,892千円となりました。
配当の支払額
株式会社サイエンスアーツは、現在のところ配当を実施していません。成長投資に経営資源を充てることで、企業価値の向上を目指していると考えられます。今後の業績動向を見守る必要がありますが、配当実施への期待も高まっています。
今後の展望
株式会社サイエンスアーツは、「デスクレスワーカーをつなげるライブコミュニケーションプラットフォーム」の新たな市場創出を目指しています。Buddycomの開発強化と販売促進に注力し、事業拡大を図っていく方針です。今後も持続的な成長が期待できる企業として、注目が集まっています。
編集部のまとめ
株式会社サイエンスアーツの2023年9月期第1四半期決算は、売上高が大幅に増加するなど好調な業績となりました。Buddycomの開発と販売強化に注力し、事業拡大を目指しています。一時的な先行投資によって利益が減少しているものの、今後の業績回復が期待できる企業だと評価できます。同社の今後の動向に注目が集まります。
株式会社サイエンスアーツの決算日や配当についてまとめました。
株式会社サイエンスアーツの決算日は8月31日で、四半期決算は11月30日、2月28日、5月31日、8月31日に実施されています。一方、配当は現在のところ実施していませんが、企業価値向上のための成長投資に経営資源を充てていると考えられます。
