株式会社ベクトルの第32期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

株式会社ベクトルの2023年12月期第3四半期決算が公表されました。売上高は前年同期比5.5%増の43,428百万円と増収となりましたが、営業利益は32.9%減の3,497百万円と減益でした。監査法人による四半期レビューも受けた信頼できる決算内容となっています。今後の業績にも注目していきましょう。

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企業情報

企業名: 株式会社ベクトル
証券コード: E26428
決算期: 2月期

株式会社ベクトルの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社ベクトルの決算日は2月28日です。決算発表は四半期ごとに行われており、第3四半期は11月30日までの決算となります。

主な事業

株式会社ベクトルは、戦略PRサービスを起点としたコミュニケーション手法によりモノを広めるサービスを提供する「FAST COMPANY」を標榜しています。PR・広告事業、プレスリリース配信事業、ダイレクトマーケティング事業、HR事業、投資事業の5つの報告セグメントで事業を展開しています。中でも、デジタルマーケティング領域の強化に注力しています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高43,428百万円(前年同期比5.5%増)、営業利益3,497百万円(同32.9%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益2,987百万円(同4.1%増)と増収ながら減益となりました。主な要因は、デジタルマーケティング領域における特定顧客への売掛金755百万円について貸倒引当金を計上したことによる影響です。利益率としては、営業利益率が8.0%、親会社株主に帰属する四半期純利益率が6.9%となっています。

売上・利益の推移

直近の売上高は前年同期比5.5%増の43,428百万円となり、安定的な成長を続けています。一方で、営業利益は前年同期比32.9%減の3,497百万円と減少しました。これは前述の貸倒引当金計上の影響によるものです。今後は、新商品の育成やM&Aを通じたサービス領域の拡大により、売上・利益の継続的な成長が期待されます。

四半期連結貸借対照表について

株式会社ベクトルの直近の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は44,326百万円となっており、前期末から約8,000百万円増加しています。

資産の部

流動資産は33,458百万円で、主な内訳は現金及び預金15,364百万円、受取手形・売掛金及び契約資産7,751百万円です。固定資産は10,868百万円で、のれんが3,794百万円、投資有価証券が1,271百万円となっています。

負債の部

流動負債は14,486百万円で、主な内訳は買掛金2,915百万円、短期借入金2,986百万円です。固定負債は10,047百万円で、長期借入金が8,059百万円となっています。

純資産の部

純資産は19,792百万円で、前期末から約4,000百万円増加しています。利益剰余金が10,245百万円、その他有価証券評価差額金が2,653百万円となっています。

ROAとROE

株式会社ベクトルのROA(総資産利益率)は、6.7%と高水準を維持しています。一方でROE(自己資本利益率)は、15.1%となっており、前年同期から低下傾向にあります。これは、売上高や利益の伸びに比べ、自己資本が大幅に増加したことが影響しているものと考えられます。今後は、更なる収益性の向上と資本効率の改善に努める必要がありそうです。

キャッシュフロー

株式会社ベクトルのキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュ・フロー4,950百万円、投資活動によるキャッシュ・フロー△3,452百万円、財務活動によるキャッシュ・フロー393百万円となっています。投資活動では、M&Aなどの成長投資に充当しているものの、営業活動によるキャッシュ・フローは好調に推移しており、財務体質の健全性が高いことが分かります。

配当の支払額

直近の配当金は、1株当たり19円となっています。株主還元の観点からは、業績に応じた適切な水準の配当が行われていると評価できます。今後も企業価値の向上と株主還元のバランスを取りながら、株主の皆様への利益還元を継続していくことが期待されます。

今後の展望

株式会社ベクトルは、デジタルマーケティング領域の強化に注力しており、積極的なM&Aにより事業を拡大してきました。今後も新規顧客の獲得と既存顧客の深耕を図りながら、時代に即したサービス提供を目指すことで、持続的な成長が期待できます。また、PRサービスにおける国際的な競争力の強化にも取り組んでおり、グローバル展開の加速も期待されます。

編集部のまとめ

株式会社ベクトルは、コロナ禍においても安定的な成長を続けており、デジタルマーケティング領域での事業拡大に注力しています。一時的なコスト増加により減益となりましたが、中長期的には増収増益基調が継続すると見られます。同社の強みであるPRサービスの国際競争力強化にも期待が高まっています。今後の動向に注目していきましょう。

株式会社ベクトルの決算日や配当についてまとめました。

株式会社ベクトルの決算日は2月28日で、四半期ごとに決算発表を行っています。最近の配当金は1株19円と、業績に応じた適切な水準の配当を実施しています。引き続き、企業価値の向上と株主還元のバランスを取りつつ、株主の皆様への利益還元を継続していくことが期待されます。

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