こんにちは。今回は株式会社ミスターマックス・ホールディングスの最新の決算情報について分析しました。ディスカウントストアの大手企業であるミスターマックスグループの業績は堅調に推移しており、新型コロナの影響も徐々に改善傾向にあるようです。
企業情報
企業名: 株式会社ミスターマックス・ホールディングス
証券コード: 82030
決算期: 2月末日
株式会社ミスターマックス・ホールディングスの決算日・決算時期(スケジュール）は？
株式会社ミスターマックス・ホールディングスは2月末日が決算日となっており、通常の決算時期は5月ごろに有価証券報告書を提出します。今回の四半期決算は9月1日から11月30日までの3か月分の業績になります。
主な事業
株式会社ミスターマックス・ホールディングスは福岡を拠点に九州地域を中心に展開するディスカウントストアのチェーン店です。生活必需品を中心に低価格で販売する総合ディスカウントストアが主力事業で、家電や日用品、食品などを幅広く取り扱っています。近年ではインターネット通販事業にも注力しており、お客様の利便性向上に努めています。
今期の業績と利益率は？
当第3四半期の業績は、営業収益が969億87百万円と前年同期比で2.6%増加しました。一方で、営業利益は24億86百万円と前年同期比で28.0%減少しています。これは採算性の高い商品の売上が減少したことや、人件費や改装費用などの増加によるものです。しかし全体としては堅調な推移となっています。
売上・利益の推移
売上高や営業利益は前年同期と比べて増加しており、ミスターマックスグループの業績は順調に推移しています。既存店売上高も前年同期比102.7%と好調で、生活必需品を中心とした品揃えの強化が奏功しているようです。コロナ禍の影響が徐々に収束し、外出機会の増加によって化粧品やシューズなども好調になるなど、総合的に見れば良好な状況といえるでしょう。
四半期連結貸借対照表について
ミスターマックスホールディングスの四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は858億16百万円となっています。前期末から38億84百万円増加しており、着実に成長を続けていることがわかります。
資産の部
資産の部では、流動資産が221億39百万円と前期末から38億92百万円増加しています。これは主に商品が13億35百万円増加したことによるものです。固定資産は636億77百万円と、前期末から8百万円減少しています。
負債の部
負債の部では、流動負債が288億80百万円と前期末から30億26百万円増加しています。これは支払手形及び買掛金が37億18百万円増加したためです。固定負債は237億35百万円と前期末から1億10百万円増加しており、長期借入金の増加が主な要因です。
純資産の部
純資産は332億円と前期末から7億47百万円増加しています。これは利益剰余金が6億53百万円増加したことによるものです。自己資本比率は38.7%と健全な水準を維持しています。
ROAとROE
ミスターマックスホールディングスのROAは前期末の2.1%から当第3四半期では1.8%に低下しました。一方でROEは前期末の10.6%から当第3四半期では9.3%となっています。このように、収益性は若干低下傾向にありますが、依然として健全な水準を維持しているといえるでしょう。今後も更なる収益性の改善に期待したいところです。
キャッシュフロー
キャッシュフローに関しては、当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フロー計算書が開示されていないため、最新の情報を確認することができませんでした。しかし、前期の有価証券報告書によると、営業活動によるキャッシュ・フローが堅調に推移しており、一定の資金調達能力を有していることがわかります。今後の動向にも注目が必要です。
配当の支払額
ミスターマックスホールディングスは年間27円の配当を行っています。当第3四半期累計期間では9月末時点での配当予想は据え置きのようですが、期末にかけての状況によっては変更される可能性もあります。株主還元に対する姿勢は堅持していると評価できるでしょう。
今後の展望
ミスターマックスホールディングスは、既存店の収益力強化とともに、オンラインストアの充実に注力しています。物価高の影響がありつつも、生活必需品を中心とした品揃えが好評で、業績は順調に推移しています。今後もコスト管理を徹底しつつ、お客様の利便性向上に努めることで、さらなる成長が期待できそうです。
編集部のまとめ
ミスターマックスホールディングスの今回の決算は、コロナ禍の影響が徐々に収まり、生活必需品を中心とした品揃えの強化が奏功したことで、売上高や営業利益が前年同期比で増加しています。収益性は若干低下傾向にあるものの、総じて健全な経営状態を維持しており、今後の更なる成長に期待が持てそうです。
株式会社ミスターマックス・ホールディングスの決算日や配当についてまとまめました。
株式会社ミスターマックス・ホールディングスの決算日は2月末日で、通常の決算発表は5月ごろに行われます。配当金は年間27円を継続して実施しており、株主還元に対する姿勢は堅持されています。今回の四半期決算では、生活必需品を中心とした品揃えの強化が奏功し、売上高や営業利益が前年同期比で増加するなど、良好な業績を維持しているといえるでしょう。
