こんにちは。東和フードサービス株式会社の2023年度第3四半期決算について簡単に説明させていただきます。同社は飲食事業を行う企業で、「椿屋珈琲」やグループブランドなどを展開しています。
企業情報
企業名: 東和フードサービス株式会社
証券コード: E03436
決算期: 4月決算
東和フードサービス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
同社の決算日は4月30日です。第3四半期決算の決算期間は2023年5月1日から2024年1月31日までとなっています。
主な事業
東和フードサービス株式会社は椿屋珈琲、ダッキーダック、イタリアンダイニングドナ、ぱすたかん、プロントなど、さまざまなブランドの飲食店を展開しています。主力は「椿屋珈琲」で、ファッション性の高い喫茶店としても人気があります。また、製造販売事業やEC販売事業など、多角的な事業展開を行っています。
今期の業績と利益率は?
今期の売上高は92億44百万円と、前年同期比16.1%の増加となりました。営業利益は7億13百万円と、前年同期比87.8%の大幅な増加となっています。経常利益率は8.1%と、効率的な経営が行われていることがうかがえます。
売上・利益の推移
同社の売上高は、過去3年間では68億円台から92億円台まで増加してきました。営業利益も、3億円台から7億円台と大幅に増加しており、利益率の向上が見られます。新規出店やメニューの開発など、積極的な事業展開が寄与しているものと考えられます。
四半期連結貸借対照表について
同社は単体決算を行っているため、四半期連結貸借対照表は作成されていません。そのため、単体の四半期貸借対照表について見ていきます。
資産の部
総資産は88億6千万円で、前事業年度末に比べて3億63百万円増加しています。流動資産は50億19百万円で、現金及び預金の増加などにより前事業年度末比3億18百万円増加しました。固定資産は37億87百万円で、建物や投資有価証券の増加などにより前事業年度末比44百万円増加しています。
負債の部
負債合計は24億34百万円で、前事業年度末に比べて6百万円増加しました。流動負債は17億20百万円で、未払金の減少などにより前事業年度末比10百万円減少しています。固定負債は7億13百万円で、退職給付引当金の増加などにより前事業年度末比16百万円増加しています。
純資産の部
純資産合計は63億72百万円で、前事業年度末に比べて3億56百万円増加しています。この増加の主な要因は、四半期純利益4億54百万円の計上によるものです。一方で、配当金1億21百万円の支払いもありました。
ROAとROE
同社のROA(総資産経常利益率)は8.5%となっています。これは、経常利益が順調に推移し、総資産の効率的な運用ができていることを示しています。一方、ROE(自己資本当期純利益率)は7.4%となっています。自己資本比率が72.4%と高水準であるため、ROEはROAよりも低めの数値となっています。
キャッシュフロー
同社のキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュフローが安定的な黒字を計上しています。一方で、投資活動によるキャッシュフローはマイナスとなっており、店舗の新規出店や改装などへの設備投資が行われています。これらの結果、現金及び預金は前年同期末に比べて3億13百万円増加し、財務基盤は健全に推移しているといえます。
配当の支払額
同社は、株主の皆様への利益還元を重視しており、配当金の支払いも行っています。2023年度の年間配当額は15円を予定しており、配当性向は26.6%となっています。安定的な利益確保と株主還元のバランスが取れた経営が行われていると評価できます。
今後の展望
同社は、新規出店やブランドのリニューアル、デジタル化などに積極的に取り組んでおり、今後も成長が期待されます。また、人手不足への対応として、賃上げや福利厚生の充実など、従業員の定着にも力を入れています。今後も、高品質なサービスの提供と効率的な経営を両立し、企業価値の向上につなげていくことが重要だと考えます。
編集部のまとめ
東和フードサービス株式会社は、人気の「椿屋珈琲」を中心とした飲食事業を展開する企業です。今期の業績は好調で、売上、利益ともに大幅な増加を果たしています。効率的な経営と積極的な投資が功を奏しており、今後の成長が期待できると言えるでしょう。また、株主への配当も安定して行われており、投資家の関心も高まっているようです。今後の事業展開に注目していきたいと思います。
東和フードサービス株式会社の決算日や配当についてまとめました。
東和フードサービス株式会社の決算日は4月30日で、年間配当は15円を予定しています。安定した経営と株主還元の両立が図られていることがわかります。今後も業績の伸びが期待できる企業だと言えるでしょう。