株式会社クロスフォーの2023年8月〜2024年1月の第2四半期決算が公開されました。当社は主にDancing Stoneなどのジュエリー製品を手掛ける企業で、海外売上高の増加により前年同期に比べ業績が向上しています。今後も成長性に期待が持てる企業だと感じました。
企業情報
企業名: 株式会社クロスフォー
証券コード: 78100
決算期: 2023年8月1日〜2024年7月31日
株式会社クロスフォーの決算日・決算時期(スケジュール）は？
株式会社クロスフォーは7月31日が決算日で、第2四半期決算は2023年11月1日〜2024年1月31日となります。通期決算は毎年7月31日に行われています。
主な事業
株式会社クロスフォーは、ジュエリー事業を主力としており、主力製品「Dancing Stone」を中心に、テニスチェーンなどのアクセサリー製品を製造・販売しています。世界各国のブランドと共生できるオリジナル製品の開発や、グローバル展開の加速に注力しています。
今期の業績と利益率は？
当第2四半期の売上高は1,635,399千円と前年同期比8.8%増加しました。営業損失は41,410千円と前年同期の営業損失108,555千円から大幅に改善しています。収益性についても、売上総利益率が4.2ポイント改善の33.6%となりました。
売上・利益の推移
当社の売上高は、海外売上高の好調な伸びにより増収基調で推移しています。一方、国内での通販チャネルの販売不振から国内売上が伸び悩んだものの、海外での成長によって全体としては増収となりました。利益面では、収益性の高い海外売上高が増加したことで、前年同期から大幅に改善しています。
四半期連結貸借対照表について
当第2四半期末の総資産は5,059,685千円と、前連結会計年度末より199,969千円減少しました。これは主に商品及び製品が減少したことによるものです。一方、負債合計は3,299,395千円となり、前連結会計年度末に比べ152,573千円減少しています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が増加したものの、商品及び製品が減少したことから、全体としては前期末より減少しています。
負債の部
負債の部では、長期借入金や社債が減少したことから、前期末より152,573千円減少しています。
純資産の部
純資産合計は1,760,289千円となり、前期末より47,395千円減少しました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純損失を計上したことによるものです。
ROAとROE
当社のROAは前年同期の-2.2%から-0.7%に、ROEは前年同期の-6.1%から-2.0%に改善しています。これは、海外売上高の増加に伴う収益性の向上が主な要因です。今後も収益性の改善を続けることで、ROA、ROEの向上が期待できると考えられます。
キャッシュフロー
当第2四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが227,378千円の増加となりました。これは棚卸資産の減少などが寄与したためです。一方で、財務活動によるキャッシュ・フローは200,509千円の減少となっています。
配当の支払額
当第2四半期決算期における配当金の支払額は12,743千円となっています。前事業年度と同水準の配当を実施しており、株主還元にも積極的に取り組んでいます。
今後の展望
株式会社クロスフォーは、世界中のブランドと共生できるオリジナル製品の開発や、グローバル拡販、デジタルトランスフォーメーションの推進など、さまざまな成長施策に取り組んでいることから、今後の業績拡大に期待が高まっています。また、サステナビリティへの取り組みにも注力しており、企業価値向上の実現が期待できる企業だと考えられます。
編集部のまとめ
株式会社クロスフォーは、ジュエリー製品を主力事業としながら、海外市場を中心に着実に成長を続けています。当第2四半期の業績は前年同期から大幅に改善しており、今後のさらなる成長が期待できる企業だと感じました。株主還元にも積極的に取り組んでおり、投資魅力の高い企業だと言えるでしょう。
株式会社クロスフォーの決算日や配当についてまとめました。
株式会社クロスフォーは7月31日が決算日で、第2四半期決算は2023年11月1日〜2024年1月31日となっています。また、当期の配当金は1株当たり0.75円と前期と同水準で支払われています。今後も安定的な配当を続けることが期待できる企業です。
