株式会社スマレジは、クラウド型のPOSレジシステムを提供する企業です。最新の四半期決算では、売上高が前年同期比45.0%増加し、営業利益、経常利益も大幅に伸びています。これは、月額利用料の増加と自動釣銭機の売上高が想定を超えたことが要因のようです。今後も新サービスの投入や海外展開など、さらなる成長が期待されます。
企業情報
企業名: 株式会社スマレジ
証券コード: 34643
決算期: 4月
株式会社スマレジの決算日・決算時期(スケジュール）は？
株式会社スマレジの決算期は4月となっています。従って、四半期決算は毎年5月、8月、11月、2月に行われています。
主な事業
株式会社スマレジは、クラウド型POSレジシステムの提供を主な事業としています。飲食店や小売店向けに、月額利用料を徴収してクラウドサービスを提供しています。また、POSレジ本体の販売やその他の関連サービスも行っています。
今期の業績と利益率は？
当第3四半期累計期間(2023年5月1日～2024年1月31日)の業績は、売上高が6,043百万円と前年同期比45.0%の大幅増加となりました。また、営業利益が1,283百万円、経常利益が1,280百万円と、いずれも前年同期比100%以上の増加となっています。この結果、利益率も大幅に改善されています。
売上・利益の推移
過去3年間の売上高と利益の推移を見ると、売上高が着実に増加し、営業利益、経常利益もそれに伴って増加していることがわかります。特に最近2年間は非常に急激な伸びを示しており、同社の成長力の高さが表れています。
四半期連結貸借対照表について
株式会社スマレジは連結子会社を持っていないため、四半期連結財務諸表ではなく四半期個別財務諸表を開示しています。
資産の部
当第3四半期会計期間末の資産合計は7,576百万円と、前事業年度末に比べ1,419百万円増加しています。主な要因は、現金及び預金の増加や商品の増加などです。
負債の部
当第3四半期会計期間末の負債合計は1,943百万円と、前事業年度末に比べ467百万円増加しています。主な要因は、賞与引当金の増加や未払法人税等の増加などです。
純資産の部
当第3四半期会計期間末の純資産合計は5,632百万円と、前事業年度末に比べ951百万円増加しています。主な要因は、四半期純利益の計上によるものです。
ROAとROE
株式会社スマレジのROA(総資産利益率)は約17%、ROE(自己資本利益率)は約15%と非常に高水準になっています。これは、売上や利益の伸びが高く、資産効率も良好であることを示しており、同社の収益性の高さが評価できます。今後もこの水準を維持できると期待されます。
キャッシュフロー
株式会社スマレジのキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュ・フローが好調に推移しています。これは、売上の拡大と収益性の向上により、営業キャッシュ・フローが増加していることを示しています。一方で、設備投資などの投資活動によるキャッシュ・フローはマイナスとなっていますが、これらの設備投資は同社の成長に資するものと考えられます。
配当の支払額
株式会社スマレジは、配当を実施していません。成長段階にあると判断し、内部留保の確保を優先しているものと思われます。今後、成長が一定程度達成されれば、株主還元策の導入も検討されるかもしれません。
今後の展望
株式会社スマレジは、国内外でのサービス拡大、新しい機能の開発、Ｍ＆Ａによる事業拡大などを通じて、さらなる成長が期待されます。特に、訪日外国人の増加に伴うインバウンド需要の取り込みや、新興国市場への進出など、海外展開の可能性も高いと考えられます。今後の業績推移に注目が集まるところです。
編集部のまとめ
株式会社スマレジは、クラウド型POSレジシステムを中心に順調な業績を続けています。売上高、利益ともに大幅な増加を示しており、収益性の高さが際立っています。今後は海外展開や新サービスの投入など、さらなる成長が期待されます。株主還元策の導入も視野に入ってくるかもしれません。同社の今後の動向に注目が集まるところです。
株式会社スマレジの決算日や配当についてまとめました。
株式会社スマレジの決算期は4月で、四半期決算は5月、8月、11月、2月に行われています。同社は現在、成長投資を優先しており配当は実施していません。今後、収益性の一層の向上と事業規模の拡大が進めば、株主還元策の検討も視野に入ってくるでしょう。
