株式会社土屋ホールディングスの直近の決算報告が公開されました。北海道を拠点とする住宅・不動産グループ企業の業績について、分かりやすく紹介していきます。
企業情報
企業名: 株式会社土屋ホールディングス
証券コード: E00240
決算期: 10月期
株式会社土屋ホールディングスの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社土屋ホールディングスの決算日は10月31日です。
決算は年1回の10月期決算で、毎年11月下旬に第4四半期決算、3月下旬に第1四半期決算の開示を行っています。
主な事業
株式会社土屋ホールディングスグループは、住宅事業、リフォーム事業、不動産事業、賃貸事業を展開しています。
専門ブランドを持つ「土屋ホーム」では、木造住宅を中心とした注文住宅の企画・設計・施工を行っています。また、不動産事業ではマンションや分譲住宅の開発・販売なども手掛けています。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期の業績は、売上高が53億30百万円となり、前年同期比で2.7%の減少となりました。一方で、利益面では販管費の抑制により、営業損失が7億71百万円と前年同期の8億5百万円の損失から改善しました。
売上・利益の推移
過去3期の売上高は約340億円前後で推移しており、直近の決算期では34,403百万円となっています。一方で、利益面では変動が大きく、直近3期はいずれも赤字となっています。
四半期連結貸借対照表について
当第1四半期末の総資産は、248億67百万円となっています。資産の部では、未成工事支出金や販売用不動産が増加し、負債の部では、未成工事受入金が増加しました。一方で、純資産は、季節的要因により前期末から7億10百万円減少し、116億28百万円となりました。
資産の部
流動資産では、現金預金が32億69百万円、販売用不動産が87億67百万円となっています。固定資産では、有形固定資産が81億98百万円、投資その他の資産が17億37百万円となっています。
負債の部
流動負債では、工事未払金等が12億41百万円、未成工事受入金が30億61百万円となっています。固定負債では、長期借入金が29億円となっています。
純資産の部
純資産は、116億28百万円となっており、自己資本比率は46.8%となっています。
ROAとROE
ROA(総資産利益率)は直近3期では0.8%、1.7%、-2.2%と変動しています。また、ROE(自己資本利益率)は9.1%、4.4%、-4.4%と推移しています。
ROAとROEが低下傾向にあるのは、利益の減少が主な要因と考えられます。
キャッシュフロー
キャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが営業損失等により赤字となる一方、投資活動によるキャッシュ・フローと財務活動によるキャッシュ・フローはプラスとなっています。
全体としてキャッシュ・フローはマイナスとなっており、現金預金が減少傾向にあります。
配当の支払額
当期の配当は、1株当たり6円を予定しており、前期と同水準の配当を行う予定です。配当性向は23.6%となる見込みです。
今後の展望
株式会社土屋ホールディングスでは、環境課題と事業の一体的な推進に取り組んでおり、省エネ住宅の普及や耐震性の向上など、付加価値の高い商品の展開を行っています。また、2024年10月期を最終年度とする中期経営計画に沿った施策に取り組んでいます。
編集部のまとめ
株式会社土屋ホールディングスは、北海道を拠点とする住宅・不動産グループ企業です。当第1四半期は売上高が前年同期比で減少したものの、営業損失は改善傾向にあります。
また、環境への取り組みを強化しながら、中期経営計画に沿った施策を推進しており、今後の業績回復に期待が持てそうです。
株式会社土屋ホールディングスの決算日や配当についてまとめました。
株式会社土屋ホールディングスの決算日は10月31日で、年1回の10月期決算を行っています。直近の第1四半期決算では、売上高が前年同期比で減少したものの、営業損失は改善しました。
また、1株当たりの配当金は6円を予定しており、前期と同水準の配当を行う見込みです。