株式会社銚子丸の2023年11月期第3四半期決算が発表されました。外食業界全体の業績回復を受け、同社の売上高や利益率も大幅に改善したことが分かりました。これからの経営方針や今後の展望にも注目が集まっています。
企業情報
企業名: 株式会社銚子丸
証券コード: E03507
決算期: 5月決算
株式会社銚子丸の決算日・決算時期(スケジュール）は？
株式会社銚子丸は5月決算で、第3四半期は2023年11月16日から2024年2月15日までとなっています。
主な事業
株式会社銚子丸は寿司チェーン店「すし銚子丸」を中心に展開しています。首都圏を中心に87店舗を運営し、寿司と和食を提供しています。コロナ禍でも店舗数を増やし、より多くのお客様に商品を提供する事業展開を続けています。
今期の業績と利益率は？
当第3四半期の売上高は158億円と前年同期比11.1%増加し、利益面でも営業利益が14億円と207.3%増、経常利益が14億円と151.4%増と大幅な増益となりました。コロナ禍の影響から脱し、外食業界全体の回復に伴い、同社の業績も大きく改善しています。
売上・利益の推移
売上高は前年同期比11.1%増の158億円となり、経常利益も151.4%増の14億円となりました。コロナ禍からの回復が進み、外食需要の回復に伴い同社の業績も好調に推移しています。
四半期連結貸借対照表について
四半期連結貸借対照表では、資産の部が122億円、負債の部が32億円、純資産の部が90億円となっています。
資産の部
資産の部では、流動資産が81億円、固定資産が40億円となっています。主な内訳として、現金及び預金が68億円、建物が14億円となっています。
負債の部
負債の部では、流動負債が27億円、固定負債が4億円となっています。主な内訳として、買掛金が4億円、短期借入金が3億円となっています。
純資産の部
純資産の部では、資本金が1億円、利益剰余金が91億円となっています。自己資本比率は73.6%と健全な水準を維持しています。
ROAとROE
ROAは前年同期の3.3%から現在の11.8%に大幅に改善しています。これは売上の回復に加え、資産効率の向上が寄与したためと考えられます。一方、ROEは前年同期の4.6%から9.2%と改善しているものの、まだ目標水準には至っていません。今後の利益率の向上が課題となっています。
キャッシュフロー
キャッシュフローについては、営業活動によるキャッシュ・フローが大幅な黒字に転じたことで、手元流動性が大幅に改善しています。一方で、店舗の新規出店や改装などの投資活動に一定の資金を投入しており、今後の設備投資動向にも注目が集まっています。
配当の支払額
配当については、前事業年度の年間配当金が1株当たり12円でしたが、今期第3四半期までの累計では1株当たり12円の配当を実施しています。今後の業績動向を見据えながら、株主還元の強化が期待されます。
今後の展望
今後の展望としては、コロナ禍からの回復を背景に、一層の業績拡大が見込まれます。ただし、原料価格高騰や人件費の上昇など、収益圧迫要因も存在しているため、引き続き収支管理の強化に努める必要があります。新規出店やテイクアウト需要の獲得など、さまざまな成長戦略を展開することで、さらなる企業価値の向上が期待されます。
編集部のまとめ
株式会社銚子丸の2023年11月期第3四半期決算は、外食業界全体の回復基調を受けて大幅な増収増益となりました。コロナ禍からの脱却と共に、店舗網の最適化や業務効率化などにも成果が表れています。今後も消費動向や原価の変動に注意を払いつつ、さらなる成長に向けた取り組みに期待が高まっています。
株式会社銚子丸の決算日や配当についてまとめました。
株式会社銚子丸は5月決算で、第3四半期は2023年11月16日から2024年2月15日までとなります。配当については、前期は年間12円の配当を実施しており、今期第3四半期までの累計でも1株当たり12円の配当を行っています。今後の業績拡大と共に、さらなる株主還元の強化が期待されます。
