株式会社TAKARA&COMPANYの最新の第3四半期決算報告が公開されました。
企業情報
企業名: 株式会社TAKARA & COMPANY
証券コード: 79210
決算期: 毎年5月31日
株式会社TAKARA & COMPANYの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社TAKARA&COMPANYの決算期は毎年5月31日です。第3四半期の決算報告が今回公開されています。
主な事業
株式会社TAKARA&COMPANYは、主にディスクロージャー関連事業と通訳・翻訳事業を行っています。ディスクロージャー関連事業では、企業のIR活動や決算開示に関する各種サービスを提供しており、通訳・翻訳事業では、大規模な国際会議やイベントの通訳やコーポレートの翻訳サービスを行っています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期の連結売上高は20,860百万円と前年同期比6.1%の増加となりました。利益面では、営業利益が2,813百万円(前年同期比10.9%増)、経常利益が2,912百万円(前年同期比8.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益が1,964百万円(前年同期比13.9%増)と、いずれも増益となりました。
売上・利益の推移
ディスクロージャー関連事業は前年同期比6.5%増の14,547百万円を記録しました。統合型ビジネスレポートシステム「WizLabo」や統合報告書の売上が好調に推移したことが主な要因です。通訳・翻訳事業も前年同期比5.3%増の6,313百万円を達成し、国内外の会議・イベントの回復に伴う需要の増加によって業績を伸ばすことができました。
四半期連結貸借対照表について
当社グループの当第3四半期末の総資産は31,702百万円となり、前連結会計年度末と比べて1,741百万円減少しました。負債合計は5,592百万円と前連結会計年度末から2,768百万円減少しています。純資産合計は26,109百万円と前連結会計年度末から1,027百万円増加しました。
資産の部
流動資産は18,043百万円と前連結会計年度末から1,427百万円減少しました。これは主に受取手形、売掛金及び契約資産が減少したことなどによります。固定資産は13,659百万円と前連結会計年度末から313百万円減少しています。
負債の部
流動負債は4,339百万円と前連結会計年度末から2,849百万円減少しました。主な要因は買掛金と未払費用の減少によるものです。固定負債は1,252百万円と前連結会計年度末から80百万円増加しています。
純資産の部
純資産合計は26,109百万円と前連結会計年度末から1,027百万円増加しました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益の計上による利益剰余金の増加によるものです。
ROAとROE
当社グループのROA(総資産利益率)は6.2%、ROE(自己資本利益率)は7.5%となっています。前年同期と比べROAは1.0ポイント、ROEは1.5ポイントそれぞれ上昇しています。収益性の向上と財務体質の強化が進展していることがうかがえます。
キャッシュフロー
当社グループのキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュ・フローが1,809百万円のプラス、投資活動によるキャッシュ・フローが△269百万円のマイナス、財務活動によるキャッシュ・フローが△622百万円のマイナスとなっています。全体として1,917百万円のキャッシュ増加となっています。
配当の支払額
当期の配当は、中間配当として1株当たり40円、期末配当として1株当たり40円を予定しています。合計で1株当たり80円の配当を実施する見込みです。
今後の展望
当社グループは、情報開示の充実やWeb化、オンライン化、グローバル化などの企業ニーズに対応すべく、新製品・新サービスの開発や事業基盤の強化に取り組んでいきます。ディスクロージャー関連事業では統合レポートシステム「WizLabo」の導入拡大、通訳・翻訳事業では遠隔同時通訳システムの活用を推進することで、さらなる成長を目指します。
編集部のまとめ
株式会社TAKARA&COMPANYは決算期が毎年5月31日の企業です。当第3四半期の連結業績は前年同期比で増収増益となり、ROAやROEも上昇するなど、順調な業績を残しています。配当も1株当たり80円と高水準となっており、業績の成長とともに株主還元も充実しています。今後も情報開示やコミュニケーションの需要拡大に着目し、新製品・新サービスの開発により、さらなる伸長が期待できる企業だと言えるでしょう。
株式会社TAKARA & COMPANYの決算日や配当についてまとめました。
株式会社TAKARA&COMPANYの決算日は毎年5月31日で、第3四半期の決算報告が今回公開されました。当期の配当は1株当たり80円を予定しており、堅調な業績とともに株主還元の充実が図られています。今後もディスクロージャーやコミュニケーションの需要に応える事業展開を期待できる企業といえるでしょう。