株式会社ケイブは、オンラインゲームやライブ配信などのエンターテインメントサービスを提供する企業です。2024年4月10日に公表された同社の四半期報告書によると、足元の業績は好調に推移しているようです。ゲーム事業やデジタルマーケティング事業など、同社の成長に期待が高まっていますね。
企業情報
企業名: 株式会社ケイブ
証券コード: E05449
決算期: 5月31日
株式会社ケイブの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ケイブの決算日は5月31日です。そのため、今回の四半期報告書は2023年12月1日から2024年2月29日の第3四半期に該当します。
主な事業
株式会社ケイブは、オンラインゲームの企画・開発・運営を行うゲーム事業と、ライブ配信プラットフォームの運営やデジタルマーケティング事業などを手掛ける動画配信関連事業の2つのセグメントを展開しています。ゲームやライブ配信など、デジタルエンターテインメントを中心とした事業を展開しており、幅広いユーザー層から支持を集めています。
今期の業績と利益率は?
同社の当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高8,560百万円、営業利益1,301百万円と好調に推移しました。特にゲーム事業のセグメント利益が大きく増加し、全体の収益を牽引しています。利益率も高水準を維持しており、事業の収益性が高いことがうかがえます。
売上・利益の推移
前年同期と比べて、売上高は138.7%増加しており、大きな成長を遂げています。また、営業損失だった前年同期から一転し、営業利益1,301百万円を計上するなど、業績も大幅に改善されました。この背景には、ゲーム事業の好調な販売や、動画配信関連事業の収益性向上などが挙げられます。
四半期連結貸借対照表について
同社の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は13,422百万円と前連結会計年度末から69百万円減少しています。一方、負債は7,035百万円と1,369百万円減少し、純資産は6,387百万円と1,299百万円増加しています。この結果、自己資本比率は34.6%となっています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が5,362百万円、ソフトウエア仮勘定が2,097百万円と大きな割合を占めています。これらは同社の事業展開に必要不可欠な資産といえるでしょう。
負債の部
負債の部では、長期未払金が3,400百万円と最も大きな割合を占めています。これは企業買収に関連する支払いと考えられます。一方で、借入金残高は962百万円と健全な水準を維持しています。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が4,992百万円と大きく、内部留保も充実しています。また、新株予約権が1,087百万円と、今後の事業展開に向けた資金調達手段も用意されています。
ROAとROE
同社のROA(総資産経常利益率)は10.8%、ROE(自己資本利益率)は17.5%となっています。前年同期と比べて大幅に改善しており、経営の効率性が高まっていることがうかがえます。これは、ゲーム事業の好調な業績を背景に、収益性が向上したことが要因と考えられます。
キャッシュフロー
同社の四半期連結キャッシュ・フロー計算書によると、営業活動によるキャッシュ・フローは1,464百万円のプラスとなっています。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは734百万円のマイナスとなっており、主に固定資産の取得に使用されたものと考えられます。全体としては、キャッシュポジションは健全に維持されていると評価できます。
配当の支払額
同社は当第3四半期連結累計期間において、配当の支払いは行っていません。過去の実績を見ると、年1回の期末配当を実施しており、業績の推移に応じて配当方針を検討していくと考えられます。
今後の展望
同社は、ゲームやライブ配信といったデジタルコンテンツ事業を中核とし、より一層の成長が期待できると考えられます。今後も、新作ゲームの投入やライブ配信事業の収益性向上に取り組み、業績の伸長につなげていくことが見込まれます。また、M&Aなども戦略的に活用しながら、事業領域の拡大を図っていくものと期待されます。
編集部のまとめ
株式会社ケイブは、ゲームやライブ配信などのデジタルエンターテインメント事業を中心に大きな成長を遂げています。当期の業績は非常に好調で、収益性も高水準を維持しています。また、財務体質も健全で、今後の事業展開にも期待が持てそうです。引き続き、同社の動向に注目していく必要がありますね。
株式会社ケイブの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ケイブの決算日は5月31日で、年1回の期末配当を実施しているようです。直近の四半期報告では、配当は行われていませんが、業績の推移に応じて配当方針を検討していくものと考えられます。引き続き、同社の動向に注目していきましょう。