ファーマライズホールディングス株式会社の第3四半期決算報告書が公表されました。売上高は前年同期比5.0%増加し、経常利益は10.2%減少した一方で、純資産は第3四半期末に966百万円増加するなど、前期に続き安定的な業績を維持しています。
今期の決算内容と今後の展望を詳しくお伝えしていきます。
企業情報
企業名: ファーマライズホールディングス株式会社
証券コード: E05379
決算期: 5月
ファーマライズホールディングス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
ファーマライズホールディングス株式会社の決算日は5月31日です。
第3四半期の決算期間は2023年12月1日から2024年2月29日までとなっています。
主な事業
ファーマライズホールディングス株式会社は、調剤薬局事業を中心に、物販事業、医学資料保管・管理事業、医療モール経営事業、その他事業を展開しています。
特に調剤薬局事業が収益の柱となっており、313店舗を運営しています。
今期の業績と利益率は?
第3四半期の業績は、売上高が40,674百万円と前年同期比5.0%増加しました。
一方で、営業利益は863百万円と前年同期比3.7%減少しています。
これは、調剤薬局事業における積極的なM&Aによる販管費の増加などの影響を受けたためです。
売上・利益の推移
ファーマライズホールディングス株式会社の売上高は、第3四半期累計で40,674百万円と前年同期比5.0%増加しました。
一方で、経常利益は799百万円と前年同期比10.2%減少しています。
これは主に、調剤薬局事業における販管費の増加が影響したためです。
四半期連結貸借対照表について
ファーマライズホールディングス株式会社の第3四半期末の資産合計は26,425百万円と、前期末から3,004百万円増加しています。
負債合計は18,470百万円と、前期末から2,037百万円増加しました。
純資産は7,954百万円と、前期末から966百万円増加しています。
資産の部
第3四半期末の資産の部では、商品及び製品が3,256百万円と前期末から1,031百万円増加しました。
また、投資有価証券が2,781百万円と前期末から2,699百万円増加しています。
負債の部
負債の部では、長期借入金が8,300百万円と前期末から3,083百万円増加しました。
一方で、1年内償還予定の社債が全額償還および転換されたことで1,482百万円減少しています。
純資産の部
純資産の部では、資本金が1,961百万円、資本剰余金が2,177百万円と、前期末からそれぞれ662百万円、624百万円増加しています。
これは、1年内償還予定の社債の転換によるものです。
ROAとROE
ファーマライズホールディングス株式会社のROAは第3四半期末時点で2.7%、
ROEは2.5%となっています。
前期末と比較して、ROAは0.2ポイント減少、ROEは0.1ポイント減少しています。
これは、主に利益が減少したことによる影響です。
キャッシュフロー
第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況については、四半期連結キャッシュ・フロー計算書の作成を省略しているため、詳細は開示されていません。
しかし、当社は安定した業績を維持しており、健全な財務基盤を有していると考えられます。
配当の支払額
ファーマライズホールディングス株式会社は、第3四半期累計期間で131百万円の配当を実施しました。
1株当たりの配当額は14円となっています。
今後も、株主への安定的な利益還元に努めていくと考えられます。
今後の展望
ファーマライズホールディングス株式会社は、「中期経営計画LSG(Leading to Sustainable Growth)2024」に取り組んでおり、
株主価値の向上と収益力の強化を目指しています。
具体的には、調剤事業の拡大や経営基盤の強化などに取り組み、持続可能な成長を目指しています。
編集部のまとめ
ファーマライズホールディングス株式会社の第3四半期決算は、売上高は前年同期比で増加したものの、利益面では減益となりました。
一方で、財務状況は健全に推移しており、積極的な投資やM&Aを行うことで、今後の更なる成長が期待されます。
今後も、中期経営計画に基づいた施策を着実に実行し、企業価値の向上に努めていくことが重要でしょう。
ファーマライズホールディングス株式会社の決算日や配当についてまとめました。
ファーマライズホールディングス株式会社の決算日は5月31日で、第3四半期の決算期間は2023年12月1日から2024年2月29日までとなっています。
また、第3四半期累計期間の配当金は1株当たり14円、総額131百万円となりました。
今後も安定的な利益還元に努めていくことが期待されます。