株式会社大光の2023年6月から2024年2月までの第3四半期決算が発表されました。売上高は517億円と前年同期比9.9%増、営業利益は6億円と56.9%増と、大幅な増収増益となりました。
企業情報
企業名: 株式会社大光
証券コード: 31600
決算期: 2024年5月期
株式会社大光の決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社大光の決算日は5月31日です。第3四半期決算は2024年2月29日で、4月に四半期報告書を提出しています。
主な事業
株式会社大光は外食産業向けの食品卸売事業と、自社運営の小売店舗事業を展開しています。外商事業では、既存の外食産業顧客への深耕に加え、新規開拓にも注力。アミカ事業では、新店舗の開業や品揃えの充実化など、来店客数の増加に向けた取り組みを行っています。また、水産品の卸売事業も行っています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期の業績は売上高517億円、営業利益6億円と増収増益となりました。外食需要の回復を背景に、外商事業と小売事業が好調に推移しました。特に外商事業の収益性が大幅に改善し、営業利益率は1.1%まで高まりました。
売上・利益の推移
過去3年の売上高は620億円、648億円、そして当期は517億円と堅調に推移しています。一方、営業利益は4億円、4億円、そして当期は6億円と増加傾向にあります。売上高は一時的に減少したものの、収益性の向上によって利益は増加しています。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期の総資産は228億円と、前期末から23億円増加しています。主な要因は建物及び構築物が20億円増加したことです。一方、負債は171億円と20億円増加し、純資産は56億円と2億円増加しています。
資産の部
流動資産は122億円と前期末から3億円減少しましたが、固定資産が106億円と26億円増加したことで、総資産は増加しました。その主な要因は、建物及び構築物が20億円増加したことです。
負債の部
流動負債は110億円と4億円減少しましたが、長期借入金が25億円増加したことにより、固定負債が61億円と25億円増加し、負債合計は171億円となりました。
純資産の部
純資産は56億円と2億円増加しました。これは利益剰余金が1億円増加したことが主な要因です。自己資本比率は24.9%と前期末と変わりありません。
ROAとROE
ROAは前年同期の1.1%から1.6%に上昇し、ROEは前年同期の6.0%から6.3%と改善しました。収益性の向上と資産効率の改善により、両指標とも高まっています。
キャッシュフロー
当第3四半期の営業キャッシュフローは6億円の増加、投資キャッシュフローは24億円の減少、財務キャッシュフローは20億円の増加となりました。建物設備への投資に加え、長期借入金による資金調達を行った結果、現金及び預金は9億円増加しています。
配当の支払額
当期は中間配当と期末配当の合計で1株当たり11円の配当を実施する予定です。前期実績の9円から増配となっています。
今後の展望
外食需要の回復基調は続くと見られる一方で、原材料価格や物流費の高騰、人手不足などが懸念されます。そのため、収益性の向上に向けて、営業活動の強化とコスト管理の徹底に取り組んでいくとしています。また、新店舗出店などによる事業拡大にも注力していきます。
編集部のまとめ
株式会社大光は外食産業向けの食品卸売事業と自社小売店舗事業を展開する企業です。当期の業績は増収増益で好調に推移し、収益性も改善しました。建物投資と長期借入金による資金調達で財務基盤も強化されています。今後も外食需要の回復やコスト管理の徹底により、さらなる業績向上が期待できそうです。
株式会社大光の決算日や配当についてまとめました。
株式会社大光の決算日は5月31日で、第3四半期決算は2024年2月29日です。当期は中間配当と期末配当の合計で1株当たり11円の配当を実施する予定です。前期より増配となり、株主還元の強化にも取り組んでいます。