こんにちは!株式会社ABEJAの決算報告を分析しました。ABEJA社は、デジタルトランスフォーメーションを推進する企業です。今期の業績は好調で、売上高は過去最高を記録しました。収益性も高い水準を維持しています。今後も新技術の研究開発を進め、企業のDX化を支援していくことが期待されます。
企業情報
企業名: 株式会社ABEJA
証券コード: E38109
決算期: 2023年8月期
株式会社ABEJAの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ABEJAの決算日は8月31日です。第2四半期の決算期間は2023年12月1日から2024年2月29日となっています。
主な事業
株式会社ABEJAは、「ゆたかな世界を、実装する」を企業理念に掲げ、テクノロジーの産業界への社会実装を支援することで、産業横断的なイノベーションの創出に取り組んでいます。具体的には、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進を総合的に支援するデジタルプラットフォームサービスを展開しています。AIやIoTなどの先進技術を活用し、顧客企業のビジネス課題解決を支援しています。
今期の業績と利益率は?
当第2四半期の売上高は1,424,672千円と前年同期比1.2%増加しました。収益性も高く、売上総利益率は60%超と好調な水準を維持しています。営業利益は202,248千円となりました。
売上・利益の推移
ABEJAの売上高は、2022年9月期が1,407,664千円、2023年9月期は1,424,672千円と、着実に増加してきています。利益面では、前年同期比41.5%減の202,140千円となりましたが、依然として高い収益性を維持しています。
四半期連結貸借対照表について
ABEJAは四半期連結財務諸表を作成していないため、単体の四半期貸借対照表について分析します。
資産の部
当第2四半期会計期間末の資産合計は4,459,007千円となり、前事業年度末比で349,515千円増加しました。これは主に、NEDOのプロジェクトに係る助成金相当額を未収計上したことにより未収入金が増加したこと、売掛金も増加したことによるものです。
負債の部
当第2四半期会計期間末の負債合計は634,645千円となり、前事業年度末比で6,037千円増加しました。これは主に、法人税等の納付により未払法人税等が減少した一方で、NEDOプロジェクトに係る費用を要因として未払金が増加したことによるものです。
純資産の部
当第2四半期会計期間末の純資産は3,824,361千円となり、前事業年度末比で343,478千円増加しました。これは新株予約権行使による資本金及び資本剰余金の増加、並びに四半期純利益の計上によるものです。
ROAとROE
ROAは当第2四半期時点で4.8%、ROEは4.5%となっています。前年同期比で減少しているものの、引き続き高水準を維持しています。これは、ABEJAが高い収益性を誇る企業であることを示しています。
キャッシュフロー
当第2四半期のキャッシュ・フローは、営業活動で170,674千円の支出、投資活動で12,075千円の支出、財務活動で172,017千円の収入となりました。財務活動の収入は新株予約権の行使によるものです。全体としては、前事業年度末比10,731千円減少し、3,529,803千円となっています。
配当の支払額
ABEJAは現在、配当を行っていません。今後の成長投資に経営資源を優先的に充てる方針のため、配当の実施時期については未定となっています。
今後の展望
ABEJAは、企業のデジタルトランスフォーメーションの推進を通じて、社会に貢献していく方針です。また、NEDOの研究開発プロジェクトに採択されたことで、先進的なAI技術の研究開発にも注力していきます。今後も持続的な成長を遂げるため、新しい技術の開発と事業領域の拡大に取り組んでいくことが期待されます。
編集部のまとめ
株式会社ABEJAは、デジタルトランスフォーメーションの推進を事業の中核に据え、企業のDX化を強力にサポートしています。直近の業績は好調で、売上高も過去最高を記録しました。収益性も高水準を維持しており、将来的な成長が期待できる企業です。今後も先進技術の研究開発を続け、企業のDX化を通じた社会課題の解決に貢献していくことが望まれます。
株式会社ABEJAの決算日や配当についてまとめました。
ABEJAの決算日は8月31日で、第2四半期の期間は2023年12月1日から2024年2月29日です。配当については現在未定ですが、今後の成長投資に経営資源を振り向ける方針のようです。ABEJAは企業のDX化を支援することで、社会に貢献していく優れた企業だと言えるでしょう。