株式会社エヌ・ピー・シーの第32期第2四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

株式会社エヌ・ピー・シーの決算報告書をご紹介します。同社は装置関連事業と環境関連事業を手がける企業で、太陽電池業界に注力しています。足元では太陽電池関連市場の好調を背景に、業績は堅調に推移しているようですね。

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企業情報

企業名: 株式会社エヌ・ピー・シー
証券コード: 62550
決算期: 2023年8月31日

株式会社エヌ・ピー・シーの決算日・決算時期(スケジュール)は?

同社の決算期は8月31日です。第2四半期決算は2024年2月29日に発表されています。決算発表から四半期報告書の提出は約1カ月後となっています。

主な事業

同社は装置関連事業環境関連事業を手がけています。装置関連事業は主に太陽電池製造装置の開発・製造・販売を手がけ、環境関連事業では太陽光発電所の点検・補修サービスや太陽光パネルのリサイクルなどの事業を展開しています。同社は再生可能エネルギー分野に注力しており、特に太陽電池関連市場に強みを発揮しています。

今期の業績と利益率は?

今期の第2四半期連結累計期間では、売上高3,506百万円、営業利益656百万円を計上しました。前年同期と比較すると、売上高は735百万円の減収となりましたが、利益面では431百万円の増益となりました。これは主に仕入コストの低減や部品販売が好調だったことが寄与しています。

売上・利益の推移

同社の売上高は4,241百万円から3,506百万円に減少しましたが、営業利益は224百万円から656百万円に大幅に増益しています。経常利益も230百万円から662百万円に増加しており、親会社株主に帰属する四半期純利益も182百万円から484百万円と大きく改善しています。減収ながら増益基調にあることが特徴的ですね。

四半期連結貸借対照表について

同社の四半期連結貸借対照表を見ると、資産は13,611百万円から14,177百万円に増加しています。特に流動資産が9,963百万円から10,623百万円と増加しています。一方で、負債合計は5,537百万円から5,711百万円と増加しており、純資産は8,074百万円から8,465百万円に増加しています。

資産の部

資産の部では、現金及び預金が4,880百万円から4,662百万円に減少しましたが、仕掛品が3,578百万円から4,452百万円に増加しています。これは主に米国太陽電池メーカーの装置の製造を進めたことによるものです。

負債の部

負債の部では、買掛金が469百万円から886百万円に増加し、一方で電子記録債務が1,976百万円から910百万円に減少しています。これは仕入先への支払い状況の変化によるものと考えられます。

純資産の部

純資産の部では、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により7,966百万円から8,339百万円に増加しています。一方で、配当金の支払いにより利益剰余金は2,739百万円から3,095百万円に増加しています。

ROAとROE

同社のROAは4.2%から4.7%に上昇しており、ROEも9.0%から11.6%と大幅に改善しています。この背景には、利益率の向上や資産効率の改善など、収益性が高まっていることが寄与しているようですね。

キャッシュフロー

営業活動によるキャッシュ・フローは78百万円の収入から79百万円の支出に転じています。これは仕入債務の減少などによるものですが、投資活動によるキャッシュ・フローは3百万円の支出から20百万円の支出に増加しています。財務活動によるキャッシュ・フローはほぼ変わらず、現金及び現金同等物の期末残高は3,106百万円から4,662百万円に増加しています。

配当の支払額

同社は前期に1株当たり2円の配当を実施しましたが、当期は6円の配当を実施しています。配当性向は129.2%となっており、株主還元を強化しつつ、内部留保の確保にも注力しているようです。

今後の展望

今後の事業環境としては、再生可能エネルギー分野の継続的な需要が見込まれており、特に同社の主力市場である太陽電池関連市場は引き続き好調が期待されます。装置関連事業では、国内外の太陽電池メーカーの設備投資需要が旺盛で、環境関連事業では太陽光発電所の検査・パネルリサイクルなどの事業拡大が見込まれています。同社は今後も収益性の高い事業展開が期待できると考えられます。

編集部のまとめ

株式会社エヌ・ピー・シーは、装置関連事業と環境関連事業を手がける企業で、特に太陽電池関連市場に強みを発揮しています。直近の決算では減収ながら大幅な増益を達成しており、資産効率や収益性の改善に成功しています。今後の太陽電池市場の好調を背景に、更なる業績拡大が期待できそうですね。同社は株主還元にも積極的で、配当性向も高めに設定しています。再生可能エネルギー分野の有望企業として、今後の動向に注目が集まりそうです。

株式会社エヌ・ピー・シーの決算日や配当についてまとめました。

株式会社エヌ・ピー・シーの決算日は8月31日で、第2四半期決算は2024年2月29日に発表されています。配当については、前期は1株当たり2円でしたが、当期は6円に増額されており、株主還元に積極的な企業といえます。今後も太陽電池関連市場の成長に伴い、同社の業績拡大が期待されます。

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