オーエスジー株式会社の決算報告が発表されましたね。売上高が前年同期比7.3%増加するなど、堅調な業績を残しています。同社は切削工具などの製造・販売を手掛ける老舗企業で、世界各国に事業展開しています。今回の決算では、米州や欧州での好調な業績が目立ちます。また、経常利益も前年同期比1.4%増加するなど、利益面でも健闘しています。今後の展望も明るそうですね。オーエスジー株式会社の安定した業績に期待が高まります。
企業情報
企業名: オーエスジー株式会社
証券コード: 6136
決算期: 11月
オーエスジー株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
オーエスジー株式会社の決算は11月期です。そのため、2月に第1四半期決算を、4月に第2四半期(上半期)決算を、10月に第3四半期決算を、12月に本決算を行っています。
主な事業
オーエスジー株式会社は、ねじ切り工具、切削工具、転造工具、測定工具などの製造・販売を主な事業としています。最近では、製造業の自動化ニーズの高まりから、機械の販売にも注力しています。世界各国に生産拠点を持ち、グローバルに事業を展開しています。
今期の業績と利益率は?
今期(2024年2月期)の第1四半期決算では、売上高が36,717百万円(前年同期比7.3%増)と好調に推移しています。利益面でも、経常利益が4,949百万円(前年同期比1.4%増)と増益となりました。この結果、売上高経常利益率は13.5%と、高い収益性を維持できています。
売上・利益の推移
オーエスジー株式会社の売上高は、2023年11月期には21,350百万円と、前期から14.9%増と大幅に伸びました。利益面でも、経常利益は14,307百万円(前期比52.2%増)と大幅な増益となりました。同社は、米州や欧州などの海外市場での売上拡大が業績を牽引しているようです。
四半期連結貸借対照表について
オーエスジー株式会社の2024年2月期第1四半期末の連結貸借対照表を見ると、総資産は264,276百万円となっています。前期末から14,151百万円増加しています。この増加は主に、現金及び預金の増加や、転換社債型新株予約権付社債の発行によるものです。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が63,243百万円と大きな割合を占めています。また、棚卸資産も86,647百万円と、事業規模の大きさがうかがえます。
負債の部
負債の部では、転換社債型新株予約権付社債が22,213百万円と大きな項目となっています。これは、今期新たに発行したものです。一方で、買掛金などの短期負債は減少しています。
純資産の部
純資産の部では、191,382百万円と高い水準を維持しています。自己資本比率は67.5%と、財務基盤が安定していることがわかります。
ROAとROE
オーエスジー株式会社のROA(総資産経常利益率)は、7.6%と、高い水準にあります。一方、ROE(自己資本利益率)は12.3%となっています。両指標とも、同業他社と比較しても高い水準にあり、経営の効率性が高いことが分かります。今後も、これらの指標を維持・向上させていくことが期待されます。
キャッシュフロー
オーエスジー株式会社のキャッシュフローを見ると、営業活動によるキャッシュ・フローが5,273百万円の増加となっています。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは5,628百万円の減少となり、主に有形固定資産の取得によるものです。全体としては、現金及び現金同等物が5,273百万円増加しており、財務体質の強化が進んでいます。
配当の支払額
オーエスジー株式会社の2024年2月期第1四半期の配当は、1株当たり32円となっています。前年同期と比べて5円減少しましたが、依然として高水準の配当を維持しています。同社は株主還元にも積極的で、安定的な配当政策を続けています。
今後の展望
オーエスジー株式会社は、自動車業界や航空機業界向けの切削工具の需要が堅調に推移することが期待されています。また、製造業の自動化ニーズの高まりから、機械の販売も好調が見込まれます。加えて、海外市場での事業拡大も成長ドライバーとなりそうです。今後も、高い収益性を維持しつつ、着実な業績拡大が期待できる企業と言えるでしょう。
編集部のまとめ
オーエスジー株式会社は、製造業向けの工具・機械の老舗企業ですが、今期の業績は非常に好調です。売上高、利益ともに増加しており、堅調な事業基盤を持っていることがわかりました。特に海外展開の強さが目立ち、将来の成長が期待できる企業だと言えるでしょう。今後も、高収益性を維持しつつ、さらなる事業拡大に期待が高まりそうです。
オーエスジー株式会社の決算日や配当についてまとめました。
オーエスジー株式会社の決算は11月期で、2月、4月、10月、12月に決算を行っています。また、今期の配当は1株当たり32円と、依然として高水準の配当を維持しています。同社は株主還元にも積極的で、安定的な配当政策を続けていることがわかりました。