株式会社トーセの2023年12月期第2四半期決算が発表されました。売上高が前年同期比33.7%減の20億13百万円と大幅な減収となりましたが、収支改善に向けて取り組んでいることがわかりました。
企業情報
企業名: 株式会社トーセ
証券コード: 47280
決算期: 2024年8月期
株式会社トーセの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社トーセの決算日は8月31日で、四半期決算は2月28日、5月31日、11月30日に発表されます。
主な事業
株式会社トーセは、デジタルエンターテインメント事業を中心に、家庭用ゲームソフトの開発やモバイルコンテンツの開発、運営などを行っています。SI事業やカラオケ楽曲配信事業も手がけており、幅広いサービスを提供しています。
今期の業績と利益率は?
今期は、デジタルエンターテインメント事業における開発案件の遅延により、売上高と利益が大きく減少しました。売上高は前年同期比33.7%減の20億13百万円、営業損失は4億59百万円と苦戦を強いられています。
売上・利益の推移
過去数年の業績をみると、売上高は5,783百万円(前期)→3,037百万円(前年同期)→2,013百万円(当期)と減少傾向にあります。また、経常利益も531百万円(前期)→274百万円(前年同期)→△451百万円(当期)と大きく落ち込んでいます。
四半期連結貸借対照表について
株式会社トーセの総資産は71億57百万円で、前期末から4億68百万円減少しています。一方、負債は10億1百万円と前期末から63百万円減少しています。純資産は61億55百万円で、前期末から4億4百万円減少しています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が16億48百万円と大きく減少しています。一方で、売掛金及び契約資産が18億86百万円と増加しています。
負債の部
負債の部では、受注損失引当金を2億46百万円計上したことや、未払法人税等の減少などから全体的に減少しています。
純資産の部
純資産の部では、親会社株主に帰属する四半期純損失3億15百万円を計上したことで、純資産が減少しています。
ROAとROE
ROAは前期末の5.5%から当期末の▲4.4%に大幅に低下しており、また、ROEも前期末の7.6%から▲5.1%に悪化しています。これは、利益が大きく減少したことが主な要因です。今後の収支改善に注目が集まります。
キャッシュフロー
当期のキャッシュフローは、営業活動により13億74百万円の資金が使用され、投資活動により1億88百万円の資金が得られたものの、財務活動により95百万円の資金が使用された結果、現金及び現金同等物が12億75百万円まで減少しています。
配当の支払額
株式会社トーセは、期末配当金1株12.5円、中間配当金も1株12.5円を支払う予定です。前期に比べ、配当金は変更ありません。
今後の展望
株式会社トーセは、デジタルエンターテインメント事業の問題案件への取り組みと、新規大型案件の立ち上がりに期待をかけています。また、コスト管理の強化によって、収支改善を目指しています。今後の業績動向に注目が集まります。
編集部のまとめ
株式会社トーセの2023年12月期第2四半期の決算は、デジタルエンターテインメント事業の案件遅延による減収減益となりましたが、収支改善に向けた取り組みを行っています。今後の新規大型案件の立ち上がりと、コスト管理の強化に期待が寄せられています。
株式会社トーセの決算日や配当についてまとめました。
株式会社トーセの決算日は8月31日で、四半期決算は2月28日、5月31日、11月30日に発表されます。また、期末配当金と中間配当金がそれぞれ1株12.5円と、前期と変わらずの配当を実施する予定です。