皆さん、こんにちは。家電量販店大手の株式会社コジマの決算について、詳しくご紹介します。コジマは、日本を代表する家電量販チェーンの1つです。今回の決算では、スマートフォンや携帯電話の好調などによって、売上は減少したものの、利益率の改善にも成功しました。今後はさらなる成長を期待できそうですね。
企業情報
企業名: 株式会社コジマ
証券コード: 75130
決算期: 第62期第2四半期(2023年12月1日～2024年2月29日)
株式会社コジマの決算日・決算時期(スケジュール）は？
株式会社コジマの決算日は、8月31日です。第2四半期は12月1日から2月29日までの期間となります。
主な事業
コジマは、家電量販店を中心とした総合家電・電気店チェーンです。家電製品、AV機器、パソコン、家具、携帯電話等の販売を行っています。ビックカメラとのコラボ店舗も展開しており、店舗網の拡大にも力を入れています。また、EC事業やリフォーム事業、住設事業なども手がけるなど、事業の幅を広げています。
今期の業績と利益率は？
コジマの当第2四半期の業績は、売上高が1,293億85百万円と前年同期比5.5%の減少となりました。一方で、売上総利益率は改善し、営業利益は21億88百万円、経常利益は23億35百万円と、前年同期比12.5%の減少に留まりました。こうした利益の確保は、店舗での接客力強化やEC事業の利益重視の取り組みが奏功したためです。
売上・利益の推移
コジマの過去3年間の売上高は、2022年度が2,678億93百万円、2023年度第2四半期が1,293億85百万円と、概ね2,600億円前後で推移しています。利益面では、2022年度の経常利益が56億46百万円、2023年度第2四半期が23億35百万円と、堅調な業績を維持しています。
四半期連結貸借対照表について
コジマの四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は前事業年度末比1.6%減の1,074億54百万円となっています。負債合計は前事業年度末比5.2%減の430億81百万円、純資産合計は前事業年度末比0.9%増の643億72百万円となっています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が111億72百万円と前事業年度末比で減少しましたが、商品が403億61百万円と増加しています。これは、商品の積み増しによるものと考えられます。
負債の部
負債の部では、買掛金が118億41百万円、未払金が48億2百万円と前事業年度末から減少しています。支払債務の低減が進んでいることがわかります。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が228億57百万円となっています。前事業年度末から572百万円増加しており、順調に利益を積み上げていることが分かります。
ROAとROE
コジマのROAは前事業年度末の5.3%から当第2四半期会計期間末の4.3%に低下しています。一方でROEは前事業年度末の9.0%から当第2四半期会計期間末の8.0%とほぼ横ばいで推移しています。これは、資産効率の低下はあるものの、財務の健全性は維持されているためと考えられます。
キャッシュフロー
コジマのキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュフローが-7億14百万円、投資活動によるキャッシュフローが-8億22百万円、財務活動によるキャッシュフローが-13億84百万円となっています。前年同期と比べて、営業活動によるキャッシュフローの支出が減少傾向にあります。
配当の支払額
コジマの2023年11月の定時株主総会で決議された配当金は、1株当たり14円となっています。この配当金は、前事業年度の年間配当金と同額となっています。
今後の展望
コジマは、家電量販店としての基盤を強化しつつ、EC事業やリフォーム事業などの新しい収益源の開拓にも力を入れています。スマートハウス関連商品の拡販や、店舗の接客力向上にも取り組んでおり、さらなる収益向上が期待できそうです。また、環境やサステナビリティへの取り組みも積極的に行っており、企業価値の向上にも注力しています。
編集部のまとめ
コジマは、家電量販店としての地位を確立しつつ、新たな収益源の開拓にも取り組む企業です。今回の決算では、スマートフォンなどの好調な商品とともに、利益率の改善にも成功しています。今後は、さらなる成長が期待できそうです。環境やサステナビリティへの取り組みにも力を入れており、企業としての価値も高まってきています。
株式会社コジマの決算日や配当についてまとめました。
株式会社コジマの決算日は8月31日、第2四半期は12月1日～2月29日までとなっています。また、2023年11月の定時株主総会で決議された配当金は1株当たり14円と、前年度と同額となっています。
