株式会社エクスモーションの2023年12月期第1四半期決算が公表されました!売上高は2億8千8百万円、増収基調で順調に推移しているようです。オートメーション化やCASE分野のコンサルティング需要が高く、同社のソフトウェア開発支援サービスが人気を集めています。経常利益は8,452千円と前期と比較して大幅に改善されており、同社の強みが出ている印象ですね。
企業情報
企業名: 株式会社エクスモーション
証券コード: 43940
決算期: 11月期
株式会社エクスモーションの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社エクスモーションの決算期は11月期です。今回の決算は2023年12月1日から2024年2月29日までの第1四半期の業績報告となります。決算短信の提出は年4回、5月・8月・11月・2月に行われます。
主な事業
株式会社エクスモーションは、主に組込みソフトウェアの開発支援を行う企業です。自動車業界を中心に、製造業各社のソフトウェア開発やCASE(Connected、Autonomous、Shared&Services、Electric)分野のコンサルティングサービスを提供しています。IoT、AI、自動運転など、最新のテクノロジーを活用した製品開発の支援に強みを持っています。
今期の業績と利益率は?
今期第1四半期の業績は売上高2億8千8百万円、経常利益8,452千円と順調に推移しました。売上高は前年同期比で増加しており、経常利益も大幅に改善されています。製造業のDX支援や最新技術への対応ニーズが高く、同社の強みを活かせていることがうかがえます。
売上・利益の推移
同社は前々期から増収増益基調にあり、売上高は11億円台、経常利益は8,000千円前後で推移しています。製造業の電動化やソフトウェア開発のニーズが高まっているため、今後も同様の成長が期待できるでしょう。特に自動車分野や最新技術領域での支援業務が同社の強みとなっています。
四半期連結貸借対照表について
同社の四半期連結貸借対照表では、総資産1,608,322千円、負債105,912千円、純資産1,502,409千円となっています。流動資産は現金や売掛金が主な内訳で、固定資産では無形固定資産のうちのれんが大きな割合を占めています。負債は買掛金や未払法人税等が主な内容です。健全な財務体質が維持されているといえるでしょう。
資産の部
資産の部では現金及び預金が1,147,710千円と大半を占めています。また、売掛金及び契約資産が235,793千円あり、受注の増加に伴って増加しています。固定資産では無形固定資産のうちのれんが121,691千円となっています。
負債の部
負債の部では買掛金が15,566千円、未払法人税等が10,050千円、賞与引当金が12,592千円となっています。流動負債が合計で105,912千円と、健全な水準を維持しています。
純資産の部
純資産の部は1,502,409千円を計上しており、前期末より50,878千円減少しています。これは主に利益剰余金の減少によるものです。自己資本比率は93.4%と非常に高水準を維持しています。
ROAとROE
ROAは前期の2.21%から当期1.13%と低下傾向にありますが、これは前期が高かったことによるものと考えられます。一方でROEは前期2.24%から当期1.13%と同水準を維持しており、健全な収益性を維持できているようです。今後ともに高いROEを維持できるよう経営努力が期待されます。
キャッシュフロー
当第1四半期のキャッシュ・フローの状況を見ると、営業活動によるキャッシュ・フローが4,473千円のプラスとなっています。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは設備投資等で12,428千円のマイナス、財務活動によるキャッシュ・フローは配当金の支払により54,281千円のマイナスとなりました。全体では130,696千円の減少となっています。
配当の支払額
株式会社エクスモーションは、株主の皆さまに対する利益還元を重要な経営課題の1つとして位置付けています。今期は1株当たり18円の配当を実施しており、この水準は前期と同様に高い水準を維持しています。今後も株主の皆さまへの利益還元に注力していくことが期待されます。
今後の展望
株式会社エクスモーションは、「ソフトウェア・ファースト」の経営理念の下、製造業のDX支援やCASE領域など、最新テクノロジーを活用したソリューション提供に注力しています。自動車や機械メーカーなど、製造業のソフトウェア開発需要は引き続き旺盛であり、同社の競争力は今後も強化されていくと期待されます。加えて、生成AI支援サービスの提供など、新たな領域での展開も期待できるでしょう。
編集部のまとめ
株式会社エクスモーションは、製造業のデジタルトランスフォーメーションを支援する「ソフトウェア・ファースト」企業として注目されています。第1四半期の業績は増収増益と順調に推移しており、特に自動車分野や最新技術領域での支援ニーズが高まっています。健全な財務体質を維持しつつ、配当水準も高く株主還元も重視しています。今後も製造業のDXニーズに的確に応えていくことが期待されます。
株式会社エクスモーションの決算日や配当についてまとめました。
株式会社エクスモーションの決算期は11月期で、第1四半期(2023年12月1日~2024年2月29日)の決算が公表されました。売上高は2億8千8百万円、経常利益は8,452千円と順調に推移しています。健全な財務体質を維持しつつ、1株当たり18円の配当を実施するなど、株主還元にも注力しています。今後も製造業を中心としたDX支援に注力し、高い収益性を維持していくことが期待されます。