アクサスホールディングス株式会社の最新の決算報告書を詳しくご紹介します。アクサスホールディングスは、さまざまなジャンルの商品を取り扱う小売事業、卸売事業、不動産賃貸事業を展開している企業です。今期の業績は、コロナ禍の影響により厳しい状況にありますが、今後も新規出店やEC事業の強化などの成長戦略に取り組み、より一層の企業価値向上を目指していきます。
企業情報
企業名: アクサスホールディングス株式会社
証券コード: 35360
決算期: 8月31日
アクサスホールディングス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
アクサスホールディングス株式会社は、8月31日を決算期末としています。通常の決算スケジュールに沿って、第2四半期決算では令和6年2月29日時点の連結財務諸表が公開されています。
主な事業
アクサスホールディングス株式会社は、ヘルス&ビューティーケア、ライフスタイル、アスレ、ホームキーパー、アルコなどさまざまな商品を取り扱う小売事業を展開しています。また、卸売事業では主に日本酒や洋酒の卸売を手掛け、さらに不動産賃貸事業でも安定した収益を上げています。多角的な事業展開で、幅広い顧客ニーズに応えています。
今期の業績と利益率は?
当第2四半期連結累計期間の売上高は5,990百万円と前年同期比で4.4%の増収となりました。一方で営業利益は5百万円と大幅に減益となり、経常損失は58百万円となりました。主な要因は、原材料価格の高騰や人件費の増加などによる収益性の悪化です。今後はコストの最適化などに取り組み、収益力の改善を目指していきます。
売上・利益の推移
直近3期の売上高は、11,064百万円、5,736百万円、5,990百万円となっています。売上高は概ね横ばいで推移しているものの、経常利益は33百万円、133百万円、△58百万円と大幅な変動がみられます。コロナ禍の影響により収益性が悪化した模様です。今後はコストの削減や収益性の改善により、利益の回復を期待したいところです。
四半期連結貸借対照表について
当第2四半期連結会計期間末の総資産は17,603百万円となり、前期末比で0.1%増加しています。一方、負債合計は15,696百万円と1.2%増加しており、純資産は1,906百万円と8.3%減少しました。自己資本比率は10.8%となっています。
資産の部
流動資産は6,392百万円で、現金及び預金が1,102百万円、棚卸資産が4,612百万円となっています。固定資産は11,198百万円で、有形固定資産が9,285百万円と大半を占めています。
負債の部
流動負債は9,953百万円で、買掛金が740百万円、短期借入金が8,530百万円となっています。固定負債は5,743百万円で、長期借入金が4,255百万円となっています。
純資産の部
純資産合計は1,906百万円で、資本金が50百万円、資本剰余金が1,686百万円、利益剰余金が143百万円となっています。自己資本比率は10.8%と低い水準にあります。
ROAとROE
ROA(総資産経常利益率)は前期が0.18%でしたが、当期は△0.33%と大幅に悪化しています。また、ROE(自己資本利益率)も前期が0.93%から、当期は△3.27%と低下しています。これは主に経常損失の計上により、収益性が大きく悪化したためです。今後は収益力の改善が課題となっています。
キャッシュフロー
当第2四半期連結累計期間のキャッシュフローをみると、営業活動によるキャッシュフローは411百万円の収入となりました。一方で、投資活動によるキャッシュフローは1,170百万円の支出、財務活動によるキャッシュフローは1,062百万円の収入となっています。期末の現金及び現金同等物は1,102百万円となっています。
配当の支払額
当社は、会社法第459条第1項各号に定める事項について、法令に別段の定めがある場合を除き、取締役会の決議によって剰余金の配当等を行う旨の定款定めをしています。当第2四半期連結累計期間では、1株当たり4円の期末配当を実施しており、総額で121百万円の配当を支払っています。
今後の展望
アクサスホールディングスは、お客様の生活文化の質的向上を「美・健康・ゆとりの側面」から応援し、顧客満足、社員満足を高めることで会社満足も高め、企業価値の向上を目指しています。今後は新規出店やECの強化などの成長戦略に加え、コスト削減や収益性改善にも取り組み、安定的な収益基盤の構築を目指します。
編集部のまとめ
アクサスホールディングス株式会社の決算報告をお届けしました。当期の業績は厳しい状況でしたが、今後はECやコスト削減などの施策により収益力の改善を図り、企業価値の向上を目指していきます。また、8月31日を決算期末としており、例年通りの決算スケジュールで進めており、引き続き株主への利益還元としての1株当たり4円の配当も実施しています。今後の業績動向に注目が集まります。
アクサスホールディングス株式会社の決算日や配当についてまとめました。
アクサスホールディングス株式会社の決算期は8月31日で、今回は2023年2月期第2四半期の決算報告でした。当期は新型コロナウイルス感染症の影響により業績が悪化したものの、今後はECやコスト削減などの施策を通じて収益性の改善を目指していきます。また、株主への利益還元として1株当たり4円の配当を実施しており、今後の業績動向に注目が集まります。