株式会社セラクの最新決算をご紹介します!
同社は、ITサービスの総合プロバイダーとして事業を展開しており、デジタル技術の普及に伴う企業のIT需要の高まりを積極的に取り入れ、業績を伸ばし続けています。
今回の決算では、売上高が10,825,441千円と前年同期比で6.5%増加したほか、経常利益が1,125,181千円と堅調な成長を見せています。
特に同社のメイン事業である「デジタルインテグレーション事業」が好調で、売上高は10,366,591千円と大きく伸びています。
企業情報
企業名: 株式会社セラク
証券コード: E32397
決算期: 9月
株式会社セラクの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社セラクの決算期は9月決算です。
具体的には、第2四半期は2023年12月1日~2024年2月29日となっています。
主な事業
株式会社セラクは、ITを活用した事業支援を行う「デジタルインテグレーター」として、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進を支援しています。
主な事業としては、ITインフラの構築・運用、IoTサービスの提供、クラウドシステムの導入・定着化支援などがあり、様々な業界のデジタル化を促進しています。
また、農業・畜産・水産などの一次産業分野におけるDX支援にも力を入れており、自社ブランドの「みどりクラウド」などのプラットフォームサービスを展開しています。
今期の業績と利益率は?
株式会社セラクの当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高が10,825,441千円と前年同期比6.5%の増加となりました。
利益面では、営業利益が1,119,110千円と前年同期比2.6%の増益、経常利益が1,125,181千円と12.3%の減益となりました。
利益率としては、営業利益率は10.3%、経常利益率は10.4%となっています。
売上・利益の推移
株式会社セラクの売上高は、直近2期で10,160,241千円から10,825,441千円と着実に増加しています。
利益面でも、経常利益が1,283,129千円から1,125,181千円とほぼ横ばいで推移しており、堅調な業績を維持しています。
特に当期では、デジタルインテグレーション事業の好調が目立ち、売上高が前年同期比7.1%増加するなど、同事業が大きく貢献しています。
四半期連結貸借対照表について
資産の部
株式会社セラクの当第2四半期連結会計期間末の総資産は、11,095,930千円となっています。
前連結会計年度末と比較して157,734千円減少しており、現金及び預金の減少が主な要因です。
一方で、保険積立金や敷金及び保証金が増加しており、着実に事業基盤を整備しています。
負債の部
負債合計は3,830,738千円となっており、前連結会計年度末と比べて518,708千円減少しています。
主な要因は、未払消費税等の減少や未払法人税等の減少などです。
負債の圧縮が進み、財務体質の改善が図られています。
純資産の部
純資産合計は7,265,192千円となっており、前連結会計年度末と比べて360,974千円増加しています。
利益剰余金の増加と自己株式の取得による増加が主な要因です。
自己資本比率は65.1%と高水準を維持しており、財務面での健全性が高いといえます。
ROAとROE
株式会社セラクのROA(総資産利益率)は現時点で10.1%となっており、前期の11.4%から若干低下しています。
一方でROE(自己資本利益率)は10.6%と、前期の12.4%から減少しているものの、依然として高い水準を維持しています。
この背景には、売上拡大と利益確保の取り組みによる収益力の向上や、新規事業への投資などによる資産効率の改善などがあると考えられます。
キャッシュフロー
株式会社セラクの当第2四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動により258,638千円の収入、投資活動により155,937千円の支出、財務活動により420,397千円の支出となりました。
この結果、現金及び現金同等物の期末残高は6,496,720千円となっています。
営業キャッシュ・フローの減少は主に法人税の支払いによるものですが、全体としては依然として高水準の手元流動性を確保しています。
配当の支払額
株式会社セラクは、前期の1株当たり配当金が8.60円だったのに対し、当期は10.40円と増配となっています。
この結果、総額で145,478千円の配当を実施しており、株主還元の強化に取り組んでいます。
今後も安定的な配当政策を継続していくと見られます。
今後の展望
株式会社セラクは、デジタルインテグレーター事業を中心に、顧客の課題解決に向けた高度なITサービスの提供に注力しています。
特に、ビジネスパートナーのリソースを活用したサービス拡大や、自社サービスの開発・拡販などに取り組んでおり、更なる業績拡大が期待されます。
また、農業分野のDX支援などの新規事業にも力を入れており、収益基盤の多様化を図っていく方針です。
編集部のまとめ
株式会社セラクは、ITサービス業界におけるデジタルインテグレーターとして、企業のDX推進を強力にサポートしています。
同社の当期の業績は、主力のデジタルインテグレーション事業が好調に推移したことで、売上高・利益ともに堅調な成長を遂げています。
また、財務面でも自己資本比率が高く、安定した経営基盤を築いています。
今後も新規サービスの開発や事業領域の拡大により、さらなる成長が期待されます。
株式会社セラクの決算日や配当についてまとめました。
株式会社セラクの決算期は9月で、第2四半期は2023年12月1日から2024年2月29日までとなっています。
また、同社は当期の配当金を1株当たり10.40円に増配しており、株主還元を強化しています。
今後も同社の成長に注目です。