テクミラホールディングス株式会社の直近の四半期決算報告が公表されました。売上高は6,163,622千円とプラスとなり、収益は順調に拡大しています。詳しく見ていきましょう。
企業情報
企業名: テクミラホールディングス株式会社
証券コード: 36270
決算期: 2月
テクミラホールディングス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
同社の決算は2月末日が基準日となっており、本四半期決算は2023年3月1日から2023年11月30日までの第3四半期の業績となります。
主な事業
テクミラホールディングス株式会社は、ライフデザイン事業、AI&クラウド事業、コネクテッド事業の3つのセグメントを展開しています。ライフデザイン事業ではゲームソフトやヘルスケアサービスなど、AI&クラウド事業ではAIチャットボットなどのサービス、コネクテッド事業では自社製品「aiwa」シリーズの企画・開発・製造などを手がけています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の売上高は6,163,622千円となり、前年同期比6.5%の増収となりました。一方で、営業利益は171,271千円の損失となりました。これは、投資先行型事業への注力により売上総利益率が低下したことによるものです。
売上・利益の推移
同社の売上高は年々増加傾向にあり、2023年2月期通期では8,659,226千円を計上しています。一方で、当第3四半期では営業損失となったものの、通期ベースでは黒字化を目指しています。今後も自社サービスの拡大により、収益性の向上が期待されます。
四半期連結貸借対照表について
同社の資産合計は7,668,891千円となっています。前期末比では352,998千円の減少となりました。これは主に現金預金や売掛金などの流動資産が減少したことによるものです。一方、負債合計は1,968,261千円と前期末比で459,663千円の減少となりました。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が871,641千円減少し、2,112,319千円となっています。また、受取手形、売掛金及び契約資産が467,388千円減少しています。一方で、無形固定資産が350,614千円、投資その他の資産が596,388千円増加しました。
負債の部
負債の部では、買掛金が59,697千円、製品保証引当金が40,210千円、借入金が298,772千円減少しました。これにより、負債合計は1,968,261千円となっています。
純資産の部
純資産合計は5,700,630千円となり、前期末比で106,664千円の増加となりました。これは主に、利益剰余金の減少がありつつも、その他有価証券評価差額金や為替換算調整勘定の増加によるものです。
ROAとROE
ROAは前年同期比0.9ポイント低下し、マイナス0.3%となりました。一方、ROEは前年同期比2.1ポイント低下し、マイナス0.4%となりました。これは主に当期純損失計上による利益剰余金の減少が影響しています。今後は自社サービスの強化により、収益性の向上が課題となっています。
キャッシュフロー
キャッシュ・フローの状況については、当第3四半期連結累計期間の情報が開示されていません。ただし、現金及び預金残高が前期末比で871,641千円減少しているため、営業活動によるキャッシュ・フローがマイナスになっている可能性があります。今後の投資活動や財務活動によるキャッシュ・フローの状況に注目が必要です。
配当の支払額
当第3四半期連結累計期間では、1株当たり5円の配当を実施しています。前年同期は1株当たり10円の配当でしたので、今期は減配となりました。今後の業績回復と配当政策に期待が高まります。
今後の展望
テクミラホールディングス株式会社は、ライフデザイン事業やAI&クラウド事業、コネクテッド事業と、幅広い事業領域を展開しています。これらの事業領域での自社サービスの拡大が今後の課題となっています。また、ヘルスケア事業の強化のため、関連会社を子会社化するなど、事業ポートフォリオの再構築にも取り組んでいます。今後の業績改善とさらなる成長が期待されます。
編集部のまとめ
テクミラホールディングス株式会社の2023年2月期第3四半期の決算は、売上高は増加したものの営業損失となりました。これは自社サービスの強化に向けた投資先行の影響です。一方で、ヘルスケア事業の強化など、中長期的な成長に向けた取り組みも進めています。今後の業績回復と配当の増加に期待が高まります。
テクミラホールディングス株式会社の決算日や配当についてまとめました。
同社の決算は2月末日が基準日で、直近の第3四半期決算は2023年3月1日から2023年11月30日までの業績となります。当期の配当は1株当たり5円と減配となりましたが、今後の業績回復とともに配当の増加も期待されます。