大阪有機化学工業株式会社の第78期第1四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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大阪有機化学工業株式会社の2023年12月から2024年2月までの第1四半期決算が発表されました。売上高は70億6600万円と前年同期比で2.8%増加し、営業利益は5億8000万円と42.3%減少しました。利益面では厳しい状況が続いていますが、売上高は順調に推移しています。同社は特殊アクリル酸エステル分野で強みを持つ化学メーカーで、半導体材料やコスメ原料などを手掛けています。今後の事業展開に注目が集まります。

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企業情報

企業名: 大阪有機化学工業株式会社
証券コード: E00855
決算期: 11月

大阪有機化学工業株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

大阪有機化学工業株式会社の決算期は11月です。今回の決算は2023年12月1日から2024年2月29日までの第1四半期の決算となります。決算発表は2024年4月12日に行われました。

主な事業

大阪有機化学工業株式会社は、化成品事業、電子材料事業、機能化学品事業の3つの事業を展開しています。化成品事業ではアクリル酸エステルやメタクリル酸エステルなどの製品を製造・販売しています。電子材料事業では半導体材料やディスプレイ材料、機能化学品事業では化粧品原料や特殊溶剤などを扱っています。同社はこれらの特殊化学品分野で強みを発揮しています。

今期の業績と利益率は?

今期の第1四半期は、売上高が70億6600万円と前年同期比2.8%増加しました。一方で、営業利益は5億8000万円と42.3%減少しています。主な要因は、原材料価格の高騰や為替の影響などによる収益性の悪化です。利益率は低下傾向にありますが、売上高は堅調に推移しています。

売上・利益の推移

過去1年間の業績推移を見ると、売上高は289億円、営業利益は38億円、経常利益は39億円を計上しています。2023年11月期は増収増益を達成しましたが、今回の第1四半期では利益が大幅に減少しました。原材料高や為替変動の影響を受けているものの、今後の回復に期待が持てる状況です。

四半期連結貸借対照表について

2024年2月末時点の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は549億円で、前期末比3億円増加しています。主な増加要因は現金及び預金の増加と投資有価証券の増加です。一方で、負債は112億円と前期末比2億円増加しました。自己資本比率は78.4%と高水準を維持しています。財務体質は健全に推移しています。

資産の部

資産の部では、現金及び預金が95億円へと増加しました。一方で、受取手形・売掛金が82億円、製品が41億円などと減少しています。総資産は安定して推移しています。

負債の部

負債の部では、1年内返済予定の長期借入金が13億円に減少しましたが、未払法人税等が4億円、賞与引当金が2億円増加しています。有利子負債は全体として減少傾向にあり、財務体質の健全性が維持できています。

純資産の部

純資産の部では、437億円と前期末比1億円増加しました。利益剰余金が7億円増加した一方で、自己株式が4億円増加しています。自己資本比率は高い水準を維持しており、財務基盤は強固です。

ROAとROE

前期のROAは7.3%、ROEは7.5%と高い水準を維持しています。今回の第1四半期ではROAが低下しているものの、引き続き高水準を保っています。これは同社の収益性の高さと資本効率の良さを示しています。今後も収益力と資本効率の維持に努めていく必要があります。

キャッシュフロー

前期のキャッシュフローでは、営業活動によるキャッシュフローが51億円のプラスとなり、投資活動によって14億円のマイナスとなっています。財務活動では配当金支払いなどで6億円のマイナスとなりました。全体としてキャッシュポジションは改善しており、手元流動性も確保できています。

配当の支払額

前期の年間配当金は1株当たり28円となりました。配当性向は18.3%と、中長期的に安定的な水準を維持しています。同社は株主への利益還元に注力しており、今後も一定水準の配当を継続する方針です。

今後の展望

大阪有機化学工業株式会社は、2024年11月期から2030年11月期までの新中期経営計画「Progress & Development 2030」をスタートさせました。同計画では、特殊アクリル酸エステルのリーディングカンパニーとしてグローバル市場に価値を提供し、ESGに配慮したサステナブル経営を推進することを目標としています。さまざまな分野での事業拡大が期待されます。

編集部のまとめ

大阪有機化学工業株式会社の2023年12月から2024年2月までの第1四半期決算は、売上高は順調に推移した一方で、利益は減少傾向にありました。ただし、同社は特殊化学品分野で強みを発揮しており、収益性も高い水準を維持しています。今後はサステナブル経営の推進や新中期経営計画の実行により、さらなる飛躍が期待できそうです。

大阪有機化学工業株式会社の決算日や配当についてまとめました。

大阪有機化学工業株式会社の決算期は11月です。今回発表された2023年12月から2024年2月までの第1四半期決算では、売上高は前年同期比2.8%増の70億円台で推移しましたが、利益は42%減少しました。一方で配当は前期より1円増配の1株28円を実施するなど、株主への還元も行っています。今後の事業展開に期待が高まる企業です。

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