株式会社デザインワン・ジャパンの四半期報告書を分析してみました。この企業は「Webマーケティング技術」や「システム開発力」を活かしたサービスを提供しており、主力事業の店舗情報口コミサイト「エキテン」などで知られています。
今期の業績をみると、売上高は 1,137,779千円 と前年同期比で7.7%減少しました。利益面でも営業損益が 75,369千円の損失、親会社株主に帰属する四半期純損益が 188,220千円の損失 となり、厳しい状況が続いています。
企業情報
企業名: 株式会社デザインワン・ジャパン
証券コード: E31425
決算期: 8月31日
株式会社デザインワン・ジャパンの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社デザインワン・ジャパンの決算日は毎年8月31日です。第2四半期の決算発表は2024年4月12日に行われました。
主な事業
株式会社デザインワン・ジャパンはWebマーケティング技術やシステム開発力を活かし、店舗情報口コミサイト「エキテン」を中心に事業を展開しています。
また、子会社を通じてDXソリューション事業やHRソリューション事業など、事業の多角化も進めています。
今期の業績と利益率は?
当第2四半期連結累計期間の業績は厳しい結果となりました。売上高は1,137,779千円と前年同期比で7.7%減少し、営業損益は75,369千円の損失、親会社株主に帰属する四半期純損益は188,220千円の損失となりました。
利益率も低下しており、この厳しい状況が続いています。
売上・利益の推移
売上高は前年同期比で減少しており、営業利益、当期純利益も前年同期から大幅に悪化しています。
特に当第2四半期では、主力事業の「エキテン」の低迷を主因として売上が減少し、子会社での売上原価増加により利益面でも赤字に陥りました。
四半期連結貸借対照表について
当第2四半期連結会計期間末の総資産は3,546,260千円で、前連結会計年度末比126,444千円減少しました。
負債は593,928千円と32,884千円増加し、純資産は2,952,332千円と159,329千円減少しています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が前連結会計年度末比60,810千円減少し、無形固定資産の減少も大きく影響しています。一方で有価証券が100,000千円増加しています。
負債の部
負債の部では、長期借入金が減少した一方で、固定負債その他が31,553千円増加しています。
純資産の部
純資産の部では、親会社株主に帰属する四半期純損失の計上により利益剰余金が188,220千円減少しました。その他有価証券評価差額金は27,045千円増加しています。
ROAとROE
ROAとROEについては、当期の業績悪化を受けて大幅に低下しています。
特にROEは前期比で大幅な悪化となっており、自己資本の効率的な活用が課題となっています。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローはマイナス33,548千円と2023年2月期の118,611千円の収入から大幅に悪化しています。
投資活動によるキャッシュ・フローもマイナス29,188千円と減少しており、財務活動によるキャッシュ・フローもマイナス18,813千円となっています。
配当の支払額
当第2四半期連結累計期間においては配当の支払いはありませんでした。
今後の展望
株式会社デザインワン・ジャパンは、主力事業の「エキテン」の収益回復に向けて商品力の強化やサイトの改修など、様々な施策に取り組んでいます。
また、DXソリューション事業やHRソリューション事業の事業拡大にも注力し、収益力の向上を目指していきます。
編集部のまとめ
株式会社デザインワン・ジャパンは主力事業の「エキテン」が苦戦しており、当期の業績は大幅な減収減益となりました。
今後は「エキテン」の収益回復とともに、DXソリューション事業やHRソリューション事業の強化による事業の多角化が重要になってくると考えられます。
株式会社デザインワン・ジャパンの決算日や配当についてまとめました。
株式会社デザインワン・ジャパンの決算日は毎年8月31日で、第2四半期の決算発表は2024年4月12日に行われました。
また、当第2四半期連結累計期間においては配当の支払いはありませんでした。