株式会社プラップジャパンの2023年12月期第2四半期決算は、売上高3,383百万円、営業利益242百万円、経常利益247百万円と、前年同期比で減収減益となりました。コミュニケーションサービス事業などが好調に推移した一方で、デジタルソリューション事業で前期の大口案件離脱の影響が残っているようです。
企業情報
企業名: 株式会社プラップジャパン
証券コード: E05498
決算期: 8月31日
株式会社プラップジャパンの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社プラップジャパンの決算期は8月31日です。年に2回四半期決算を行い、第2四半期は2023年12月1日から2024年2月29日までの期間となります。
主な事業
株式会社プラップジャパンは、広報PRを中心としたコミュニケーション分野に専門性を持つグループ会社と連携し、PR発想でのコミュニケーションコンサルティングサービスを提供しています。コミュニケーションサービス事業では戦略策定、リレーション活動、パブリシティ活動などのサービスを、デジタルソリューション事業ではクラウドツールの提供やデジタル広告の運用などのサービスを手がけています。
今期の業績と利益率は?
2023年12月期第2四半期の業績は売上高3,383百万円、営業利益242百万円と、前年同期比でやや減収減益となりました。コミュニケーションサービス事業のサービス提供が堅調に推移したものの、デジタルソリューション事業で前期の大口案件離脱の影響が残っているようです。利益率は7.2%と前年同期より若干低下しています。
売上・利益の推移
直近3年間の売上高・利益の推移を見ると、売上高は6,852百万円→6,900百万円と微増、営業利益は387百万円→242百万円と減少しています。新型コロナの影響が和らぐ中、主力のコミュニケーションサービス事業が堅調に推移する一方で、デジタルソリューション事業の収益性が一時的に低下しているようです。
四半期連結貸借対照表について
2023年12月期第2四半期末の四半期連結貸借対照表を見ると、資産6,900百万円、負債1,654百万円、純資産5,246百万円となっています。前期末からの変動は軽微で、財務体質は引き続き健全な状況が続いています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金4,065百万円、売掛金1,254百万円と、流動性の高い資産が中心を占めています。有形・無形固定資産は合計で632百万円となっています。
負債の部
負債の部では、支払手形及び買掛金783百万円、契約負債185百万円が主な内訳となっています。借入金は少額にとどまっており、財務の健全性が高いことがうかがえます。
純資産の部
純資産の部は5,246百万円で、自己資本比率は72.3%と高水準を維持しています。利益剰余金は4,042百万円と堅調に積み上がってきました。
ROAとROE
ROAは3.6%、ROEは2.1%となっています。前年同期と比べて若干低下しているものの、依然として高い水準を維持しています。これは堅調な収益力を背景に、株主資本の効率性も高い水準にあることが示されています。
キャッシュフロー
2023年12月期第2四半期のキャッシュ・フローは、営業活動によって112百万円の資金を獲得し、投資活動でわずかながら7百万円の資金を獲得、財務活動で185百万円の資金を使用しています。現金及び現金同等物は4,065百万円と、健全な水準を維持しています。
配当の支払額
株式会社プラップジャパンは、2023年11月の年間配当で1株当たり40円の配当を実施しました。前年同期から変わらず、安定した配当を継続している企業といえます。
今後の展望
株式会社プラップジャパンは、コロナ禍からの回復基調を背景に、リアルとデジタルの両面でクライアントのコミュニケーション活動をサポートするサービスの提供に注力していく方針です。サステナビリティPRやデジタルマーケティング、グローバル展開の強化などに取り組み、持続的な成長を目指していく考えです。
編集部のまとめ
株式会社プラップジャパンの2023年12月期第2四半期決算は、新型コロナの影響が段階的に和らぐ中で、主力のコミュニケーションサービス事業が堅調に推移したものの、デジタルソリューション事業の収益性が一時的に低下したことから、減収減益となりました。ただし、財務体質は健全性が高く、株主還元も安定しているなど、中長期的な成長が期待できる企業です。
株式会社プラップジャパンの決算日や配当についてまとめました。
株式会社プラップジャパンの決算期は8月31日で、年に2回の四半期決算を行っています。配当については、1株当たり40円の安定した配当を継続しています。企業の成長性と株主還元のバランスが取れており、投資家にとって魅力的な企業といえるでしょう。