株式会社テンダの決算報告が公開されました。同社は長年にわたり、ITソリューションやゲームコンテンツの提供を通じて社会に貢献し続けてきた企業です。この度の決算では、売上高や利益が前年同期を上回る好業績を達成しており、同社の成長戦略が功を奏していることが伺えます。今後も、顧客や社会のニーズに応えるべく、積極的な取り組みを展開していくことが期待されます。
企業情報
企業名: 株式会社テンダ
証券コード: 41980
決算期: 2024年5月期
株式会社テンダの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社テンダの決算日は5月31日で、決算期は毎年6月1日から翌年5月31日までの1年間となっています。四半期決算は6月、9月、12月、3月に公表されます。
主な事業
株式会社テンダは、ITソリューション事業、ビジネスプロダクト事業、ゲームコンテンツ事業の3つの事業セグメントを展開しています。ITソリューション事業では、システム開発やクラウド化支援などを行っています。ビジネスプロダクト事業では、自社開発のマニュアル作成ツール「Dojo」の提供などを行っています。そしてゲームコンテンツ事業では、ゲーム開発やゲームエフェクト制作などに取り組んでいます。これらの事業を通じて、顧客の課題解決や新たな価値創造に貢献しています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間(2023年6月1日~2024年2月29日)の業績は、売上高3,523百万円(前年同期比15.6%増)、営業利益335百万円(同3.4%増)と、前年同期を上回る好調な成績を収めています。特に、ITソリューション事業とゲームコンテンツ事業が好調に推移し、営業利益率は9.5%と健全な水準を維持しています。
売上・利益の推移
過去3年間の売上高と利益の推移をみると、売上高は年々増加傾向にあり、営業利益も順調に伸びています。これは、ITソリューション事業やゲームコンテンツ事業の強化が奏功したためと考えられます。また、事業ポートフォリオの最適化や業務の効率化にも取り組んでおり、業績改善につながっています。
四半期連結貸借対照表について
2024年2月末時点の四半期連結貸借対照表をみると、総資産は3,857百万円と前期末比で635百万円増加しています。これは主に、M&Aによる子会社の増加に伴うのれんの増加や受取手形・売掛金の増加などが要因です。一方、負債は1,438百万円と前期末比で506百万円増加し、純資産は2,418百万円となっています。財務体質は健全に推移していると言えるでしょう。
資産の部
資産の部では、流動資産が2,811百万円、固定資産が1,045百万円となっています。固定資産の増加は主にのれんの増加によるものです。
負債の部
負債の部では、流動負債が1,266百万円、固定負債が172百万円となっています。流動負債の増加は主に短期借入金の増加によるものです。
純資産の部
純資産の部では、2,418百万円と前期末比128百万円増加しています。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益198百万円の計上によるものです。
ROAとROE
株式会社テンダのROA(総資産利益率)は最近3年間で5%前後の水準で推移しており、ROE(自己資本利益率)も20%前後と高い水準を維持しています。これは、利益率の改善や自己資本の効率的な運用などにより、株主価値の向上にも貢献していると評価できます。今後も、M&Aも活用しながら、収益性と資本効率性の向上に取り組んでいくと考えられます。
キャッシュフロー
株式会社テンダのキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが安定的に黒字を確保しています。一方で、M&Aによる投資活動によるキャッシュ・アウトフローも発生しています。これらの結果、現金及び現金同等物の残高は1,744百万円と、一定の手元流動性を確保しつつ、成長投資にも活用できる水準を維持しています。今後も、キャッシュ・フローの健全性を保ちながら、適切な成長投資を行っていくことが期待されます。
配当の支払額
株式会社テンダは、株主への利益還元を重視しており、当期の1株当たり配当金は40円を予定しています。配当性向は20%程度を目標としており、着実な利益還元を行っています。今後も、財務体質の健全性と事業の成長を両立しつつ、株主還元の充実にも取り組んでいくことが期待されます。
今後の展望
株式会社テンダは、M&Aを通じたグループ規模の拡大や、ITサービス、ゲームコンテンツ、IPビジネスなどの事業ドメインの拡大に取り組んでいます。特に、ゲームエフェクト制作や自社IPを活用したビジネスなど、新しい成長分野への挑戦にも期待が高まっています。今後も、「SHINKA経営」を推進し、社会課題の解決や顧客価値の提供に向けて、各事業の一層の強化を図っていくと考えられます。
編集部のまとめ
株式会社テンダの決算は、ITソリューション事業やゲームコンテンツ事業の好調な業績を背景に、売上高、営業利益ともに前年同期を上回る好業績となりました。M&Aを通じた事業ドメインの拡大や、IPビジネスの強化など、同社の成長戦略が着実に成果を上げつつあることが見てとれます。今後も、顧客やマーケットのニーズに合わせた事業展開を続け、持続的な成長を実現していくことが期待されます。
株式会社テンダの決算日や配当についてまとめました。
株式会社テンダの決算日は5月31日で、1株当たり配当金は40円を予定しています。安定的な利益確保と株主還元の充実を両立しており、今後も事業の成長に合わせて、株主価値の向上に取り組んでいくことが期待されます。