株式会社GRCSの決算報告書が発表されました。2023年12月1日から2024年2月29日までの第1四半期の決算内容をご紹介します。
企業情報
企業名: 株式会社GRCS
証券コード: E36988
決算期: 11月期
株式会社GRCSの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社GRCSの決算日は11月30日です。第1四半期の決算期間は2023年12月1日から2024年2月29日までとなっています。
主な事業
株式会社GRCSは、企業のガバナンス、リスク管理、コンプライアンス(GRC)領域のソリューションを提供する企業です。サプライチェーンマネジメントの整備やESG投資・SDGs推進を考慮したリスクマネジメントなどに注力しており、複雑化する企業リスクに迅速に対応できるサービスを展開しています。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期の業績は好調で、売上高は868,386千円と前年同期比28.6%の増収となりました。売上総利益は359,761千円と大幅な増加(158.6%)を示しています。これにより、営業利益が87,054千円、経常利益が83,419千円と黒字転換を果たしています。
売上・利益の推移
売上高は順調に推移しており、前年同期比で28.6%増となっています。利益面では、前年同期は営業損失・経常損失を計上していましたが、今期は営業利益83,419千円、経常利益83,419千円と黒字に転換しました。
四半期連結貸借対照表について
資産合計は前期末比290,795千円増加の1,725,225千円となりました。これは主に売掛金及び契約資産が169,742千円増加したことや、事業譲受に関する支払条件の充足により現金及び預金が減少した一方で、のれんが計上されたことなどが要因です。
資産の部
流動資産は前期末比129,043千円増加の1,197,659千円となりました。これは主に売掛金及び契約資産の増加によるものです。固定資産は前期末比162,055千円増加し、525,811千円となりました。
負債の部
負債合計は前期末比282,892千円増加の1,499,204千円となりました。これは主に事業譲受対価の未払金が150,000千円増加したことや、売上高増加に伴う買掛金の増加などによるものです。
純資産の部
純資産合計は前期末比7,902千円増加の226,021千円となりました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益66,702千円を計上したことによるものです。
ROAとROE
当第1四半期のROA(総資産経常利益率)は4.8%、ROE(自己資本利益率)は29.5%となりました。前期と比べて大幅に改善しており、企業収益力の向上が見られます。
キャッシュフロー
当第1四半期のキャッシュ・フローは、前期末比96,157千円減少の515,301千円となりました。これは、事業譲受に係る支払条件が充足されたことなどが要因です。営業活動によるキャッシュ・フローは黒字を計上しており、財務の健全性が維持されています。
配当の支払額
当第1四半期における配当の支払はありませんでした。配当政策については今後の業績動向を踏まえて検討されるものと思われます。
今後の展望
当社は「進化に、加速を。」をミッションに、企業のリスクマネジメントニーズに応える製品・サービスの拡充を目指しています。生成AIに関するリスクマネジメント支援サービスの立ち上げなど、新しいテクノロジーを活用した取り組みを進めており、今後の業績拡大が期待されます。
編集部のまとめ
株式会社GRCSの第1四半期決算は、売上高、利益ともに前年同期比で大幅に改善しており、企業成長の軌道に乗っていることが確認できました。サービスの拡充や新技術の活用などにより、今後の更なる業績向上が期待されます。株主への配当については検討の余地があると考えられますが、全体として良好な決算結果だと言えるでしょう。
株式会社GRCSの決算日や配当についてまとめました。
株式会社GRCSの決算日は11月30日で、第1四半期の決算期間は2023年12月1日から2024年2月29日までとなっています。当第1四半期の業績は好調で、売上高は前年同期比28.6%増、営業利益及び経常利益は黒字転換を果たしています。一方で、当第1四半期における配当の支払はありませんでした。今後の業績動向を踏まえて、配当政策について検討されるものと考えられます。