株式会社エムビーエスの最近の決算状況をチェックしてみましょう。この会社は建築・工事関連の事業を展開しており、直近の業績は良好だと言えます。売上高、営業利益ともに前年同期を大きく上回る好調な結果となっていますね。
企業情報
企業名: 株式会社エムビーエス
証券コード: 14010
決算期: 2023年5月31日
株式会社エムビーエスの決算日・決算時期(スケジュール）は？
株式会社エムビーエスの決算日は5月31日となっています。そのため、通常の決算発表スケジュールでは、6月に株主総会が開催され、8月に有価証券報告書の提出が行われます。
主な事業
株式会社エムビーエスは、ホームメイキャップ事業と建築工事業を主な事業としています。ホームメイキャップ事業では、住宅リフォームやリノベーションに関するサービスを提供しており、建築工事業では新築や改修工事等を手掛けています。その他にも不動産売買や関連商品の販売なども行っています。
今期の業績と利益率は？
当第3四半期累計期間の業績は、売上高が31.57億円、営業利益が3.91億円と大幅な増収増益となりました。売上総利益率は30.8%と高水準を維持しています。主力のホームメイキャップ事業が好調に推移したことが業績拡大の主な要因です。
売上・利益の推移
過去3年間の売上高と営業利益の推移を見ると、売上高は堅調に増加しており、営業利益も年々改善してきています。特に直近期は大幅な増益となっており、収益性の向上が窺えます。今後も建設需要の高まりを背景に、売上・利益の伸び悩みは見られないと期待できるでしょう。
四半期連結貸借対照表について
株式会社エムビーエスの最新の貸借対照表を見てみましょう。
資産の部
当第3四半期末の総資産は41.88億円と前期末から5.63億円増加しています。主な内訳としては、関係会社株式の増加や投資有価証券の増加などが挙げられます。着実に資産が積み上がっている様子が伺えます。
負債の部
一方、負債合計は7.43億円と前期末から1.64億円減少しました。支払手形や工事未払金の減少が主な要因です。安定した財務体質を維持できている様子が見て取れます。
純資産の部
純資産は34.45億円と前期末から2.21億円増加しました。利益剰余金の増加が主な要因です。自己資本比率も82.3%と極めて健全な水準を保っています。
ROAとROE
株式会社エムビーエスのROAは前期の7.8%から現在8.5%まで上昇しています。また、ROEも前期の9.9%から現在10.4%に改善しています。このように収益性と資本効率が向上傾向にあり、経営の健全性が高まっていることが分かります。
キャッシュフロー
現金及び現金同等物の期末残高は16.80億円と、前期末から3.97億円増加しています。営業活動によるキャッシュ・フローが大幅なプラスとなり、財務体質の強化が図られています。今後の事業展開や配当など、手元資金の活用が期待されるところです。
配当の支払額
株式会社エムビーエスは、年間配当金を6円と前期から1円増配しています。配当性向は15.7%となっており、適切な水準を維持しているといえるでしょう。今後も株主還元に意を払いながら、企業の成長投資にも十分な内部留保を確保していくことが重要です。
今後の展望
株式会社エムビーエスは、建設需要の高まりを背景に、今後も売上と収益の伸びが期待できると考えられます。ホームメイキャップ事業や建築工事業での工事受注の拡大に加え、原価低減や経費削減などにも取り組み、収益力の向上を目指していきます。中長期的には、新たな事業領域の開拓や海外展開など、さらなる成長への布石を打っていくことが期待されます。
編集部のまとめ
株式会社エムビーエスは、ホームリフォームや建築工事を核とした事業で、着実に業績を伸ばしてきています。直近の決算では大幅な増収増益を達成し、財務体質も健全に推移しているため、今後の業績拡大が期待できそうです。配当の増額も株主還元の強化を示しており、中長期的な成長が期待される企業といえるでしょう。
株式会社エムビーエスの決算日や配当についてまとめました。
株式会社エムビーエスの決算日は5月31日で、通常の決算スケジュールに沿って年1回の決算を行っています。また、同社は年間配当金を6円と前期から1円増配しており、株主還元にも力を入れています。今後も建設需要の高まりを取り込みながら、収益性の向上と株主還元の強化に努めていくことが期待されます。
