ASAHI EITOホールディングス株式会社の決算内容をご紹介します。同社は、住宅設備機器の製造を中心に事業を展開しており、最近では新たな事業分野にも積極的に取り組んでいます。今期の業績については、売上高は1,048百万円と前年同期比で47.6%増加したものの、営業損失を計上するなど、厳しい経営環境が続いています。一方で、財務体質の改善に向けた取り組みも進めており、今後の事業展開に期待がかかります。
企業情報
企業名: ASAHI EITOホールディングス株式会社
証券コード: 53410
決算期: 11月末
ASAHI EITOホールディングス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
ASAHI EITOホールディングス株式会社の決算日は11月30日です。決算発表は翌年4月12日に行われました。
主な事業
ASAHI EITOホールディングス株式会社は、住宅設備機器の製造販売を中心に事業を展開しています。近年では、EVスタンド機器の販売やリフォーム、リノベーション、施設管理などの事業にも進出し、事業領域の拡大に取り組んでいます。また、M&Aによる事業拡大にも力を入れており、2023年1月には商業施設の運営管理やドローンスクールを手掛けるフラグシップス株式会社を子会社化しました。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期連結累計期間の売上高は1,048百万円と前年同期比で47.6%増加しました。一方で、営業損失は42百万円、経常損失は39百万円を計上するなど、利益面では依然として厳しい状況が続いています。事業多様化戦略による新規事業の立ち上げに注力しつつ、経費削減や収益性の改善に取り組んでいく必要があります。
売上・利益の推移
ASAHI EITOホールディングス株式会社の過去3年間の業績推移を見ると、売上高は2022年11月期が3,517百万円、2023年11月期は3,717百万円と緩やかな回復傾向にあります。一方で、経常利益は2022年11月期が-488百万円、2023年11月期は-623百万円とマイナスが続いており、収益性の改善が課題となっています。
四半期連結貸借対照表について
当第1四半期連結会計期間末の総資産は2,844百万円となり、前期末比で57百万円増加しました。主な増加要因は現金及び預金の増加196百万円などです。一方、負債は1,579百万円と前期末比で33百万円減少しました。純資産は1,265百万円と91百万円増加しました。
資産の部
流動資産は1,949百万円と前期末比で79百万円増加しました。固定資産は895百万円と21百万円減少しました。
負債の部
流動負債は679百万円と前期末比で1百万円減少しました。固定負債は899百万円と32百万円減少しました。
純資産の部
純資産は1,265百万円と前期末比で91百万円増加しました。これは主に新株予約権の行使による資本金及び資本剰余金の増加によるものです。
ROAとROE
ASAHI EITOホールディングス株式会社のROAは-0.5%、ROEは-1.0%と、依然として低水準にあります。売上高の回復と収益性の改善が課題となっていますが、事業多様化によって収益基盤の強化を図っていく方針です。
キャッシュフロー
当第1四半期連結累計期間のキャッシュ・フローについては、営業活動によるキャッシュ・フローは大幅な赤字となっています。一方で、財務活動によるキャッシュ・フローは新株予約権の行使による収入などから黒字となっており、全体としてはプラスのキャッシュ・フローを確保できています。
配当の支払額
ASAHI EITOホールディングス株式会社は現在、配当を実施していません。今後の業績次第で、配当再開の検討も視野に入れていく方針のようです。
今後の展望
ASAHI EITOホールディングス株式会社は、住宅設備機器事業を基幹として、EVスタンド機器の販売やリフォーム、施設管理などの新分野にも参入するなど、事業多様化に力を入れています。また、海外事業の強化にも取り組んでいます。これらの施策を通じて、より強固な収益基盤の構築を目指しています。
編集部のまとめ
ASAHI EITOホールディングス株式会社は、住宅設備機器事業を中心に事業を展開していますが、近年では新分野への進出にも注力しています。当期の業績は厳しい結果となりましたが、事業多様化戦略により収益基盤の強化を図っていくことが期待されます。今後の業績動向に注目が集まります。
ASAHI EITOホールディングス株式会社の決算日や配当についてまとめました。
ASAHI EITOホールディングス株式会社の決算日は11月30日で、決算発表は翌年4月12日に行われます。また、同社は現在、配当を実施していませんが、今後の業績次第で検討する方針のようです。