この度、MITホールディングス株式会社の最新の決算報告が公開されました。当社は、情報サービス事業を中心に事業を展開しており、主力のシステムインテグレーションサービスやDXソリューションサービスが好調に推移したことで、売上高、営業利益の増加を果たしました。今後も、DX需要の高まりに合わせ、高付加価値ビジネスへの変革を進め、業績の向上が期待されています。
企業情報
企業名: MITホールディングス株式会社
証券コード: 40160
決算期: 11月期
MITホールディングス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
MITホールディングス株式会社の決算日は11月30日です。2023年11月期の決算報告は、2024年4月12日に公開されました。
主な事業
MITホールディングス株式会社は、情報サービス事業を主力としています。具体的には、公共・通信・金融・エネルギー・運輸物流等の分野を中心としたシステムインテグレーションサービスと、デジタルマーケティング、図面DXソリューション、クラウドソリューションなどのDXソリューションサービスを提供しています。近年のDX需要の高まりを背景に、高付加価値ビジネスへの変革を推進しています。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期の業績は、売上高1,241,217千円(前年同期比13.1%増)、営業利益53,825千円(前年同期は9,917千円の営業損失)と大幅な増収増益を達成しました。また、連結粗利率は23.9%と前年同期より1.8ポイント向上しています。デジタル化需要の高まりを背景に、高利益率のDXソリューションサービスが牽引しています。
売上・利益の推移
最近3期の売上高は、2022年11月期4,786,307千円、2023年11月期(予想)5,111,000千円、2024年11月期(予想)5,434,000千円と着実に増加しています。経常利益も2022年11月期94,740千円、2023年11月期(予想)143,000千円、2024年11月期(予想)195,000千円と増加基調にあり、企業業績は順調に推移しています。
四半期連結貸借対照表について
2024年2月末時点の総資産は2,314,564千円で、前期末比40,270千円の増加となりました。これは主に、受取手形、売掛金及び契約資産の増加により流動資産が増加したことによります。一方、負債合計は1,746,473千円で、前期末比24,006千円の増加となりました。これは主に、短期借入金の増加によるものです。
資産の部
流動資産は1,696,614千円と前期末比63,545千円の増加となりました。これは主に受取手形、売掛金及び契約資産の増加によるものです。一方、固定資産は610,165千円と前期末比22,562千円の減少となりました。
負債の部
流動負債は1,031,157千円と前期末比73,419千円の増加となりました。これは主に、短期借入金の増加によるものです。固定負債は715,315千円と前期末比49,425千円の減少となりました。
純資産の部
純資産は568,091千円と前期末比16,276千円の増加となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上による利益剰余金の増加によるものです。
ROAとROE
MITホールディングス株式会社のROAは2.2%となっています。ROEは8.9%となっています。前年同期と比べて、両指標とも改善傾向にあり、収益性の向上が見られます。これは、DXソリューションサービスの高利益率ビジネスへの選択と集中の効果が表れてきているためと考えられます。
キャッシュフロー
当第1四半期のキャッシュフロー計算書は作成されておりませんが、前期の連結キャッシュフロー計算書によると、営業活動によるキャッシュ・フローは397,425千円のプラス、投資活動によるキャッシュ・フローは△84,419千円、財務活動によるキャッシュ・フローは△303,007千円となっています。全体としては、年間でプラスのキャッシュフローが生み出されており、財務状況は良好だと言えます。
配当の支払額
MITホールディングス株式会社は、株主への利益還元の一環として、年1回の期末配当を行っています。2023年11月期の期末配当金は1株当たり8円を予定しており、前期比1円増配となる見込みです。配当性向は33.3%と、株主への還元も積極的に行っています。
今後の展望
MITホールディングス株式会社は、中期経営計画の2期目として、人材の確保と育成、自社商材ソリューションサービスの拡大に注力しています。DX需要の高まりを背景に、高付加価値ビジネスへの変革を加速し、さらなる業績の向上が期待されます。また、パートナー企業との連携強化やグループシナジーの発揮により、収益力の向上にも取り組んでいきます。
編集部のまとめ
MITホールディングス株式会社は、情報サービス事業を中心に堅調な業績を維持しています。当第1四半期も、DXソリューションサービスの好調な受注など、着実な成長が確認できました。今後も、DX需要の高まりに応える高付加価値ビジネスへの変革が期待されます。引き続き、同社の業績推移に注目していきたいと思います。
MITホールディングス株式会社の決算日や配当についてまとめました。
MITホールディングス株式会社の決算日は11月30日で、2023年11月期決算は2024年4月12日に公開されました。配当は年1回の期末配当で、2023年11月期は1株当たり8円の配当を予定しており、前期比1円の増配となる見込みです。配当性向は33.3%と、株主還元も積極的に行っています。