エコモット株式会社の最新の決算報告が発表されました。IoTを活用した様々なソリューションを提供している同社の業績をご紹介いたします。
企業情報
企業名: エコモット株式会社
証券コード: 39870
決算期: 8月期
エコモット株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
エコモット株式会社の決算期は8月期で、四半期決算の第1四半期は2023年9月1日から11月30日までとなっています。
主な事業
エコモット株式会社は、「未来の常識を創る。」をミッションに、IoT技術を活用したソリューションを提供しています。主な事業は、幅広い業界の課題解決に取り組む「IoTビジネスイノベーション」、建設DXに特化した「コンストラクションソリューション」、GXニーズに対応した「IoTパワード」の3つのソリューション区分です。これらの事業を通じて、顧客企業の生産性向上やサステナビリティの実現に貢献しています。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高595,584千円、営業損失44,090千円、経常損失41,795千円、親会社株主に帰属する四半期純損失44,851千円となりました。新事業の先行投資などにより一時的な赤字となっていますが、中長期的には各ソリューションの成長により、収益性の向上が期待されます。
売上・利益の推移
エコモット株式会社の過去1年間の売上高は627,383千円から595,584千円へ減少しましたが、新事業への投資などにより一時的な減益となっています。一方で、中長期的には各ソリューションの成長により、売上高・利益の拡大が期待できます。
四半期連結貸借対照表について
エコモット株式会社の四半期連結貸借対照表を見ると、資産総額が前期末比93,841千円増加し、2,331,268千円となりました。その内訳は以下の通りです。
資産の部
流動資産は1,918,064千円で、前期末比85,296千円増加しました。主な増加要因は「仕掛販売用発電設備」の増加です。固定資産は413,203千円で、前期末比8,545千円増加しています。
負債の部
流動負債は1,047,956千円で、前期末比179,583千円増加しました。主な増加要因は「契約負債」の増加です。固定負債は395,311千円で、前期末比40,834千円減少しています。
純資産の部
純資産は888,000千円で、前期末比44,907千円減少しました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純損失44,851千円を計上したことによるものです。
ROAとROE
ROAは前期が△1.1%、今期が△1.9%となっており、収益性の改善が課題となっています。一方でROEは前期が△5.1%、今期が△4.8%と、財務レバレッジの低さから自己資本利益率は低い水準にあります。今後の事業拡大に向けて、収益性の向上とともに、財務レバレッジの活用も検討する必要があるでしょう。
キャッシュフロー
当第1四半期連結累計期間のキャッシュ・フローについては開示されていませんが、営業活動によるキャッシュ・フローが悪化傾向にあることが見受けられます。今後の事業拡大に向けては、収益性の改善と並行して、キャッシュ・フローの改善にも注力する必要があるでしょう。
配当の支払額
エコモット株式会社は当第1四半期連結累計期間において配当を実施していません。今後の業績回復と財務体質の強化を図った上で、株主還元策の検討が期待されます。
今後の展望
エコモット株式会社は、IoTを活用した成長分野に注力しており、中長期的には業績拡大が期待されます。ただし、短期的には新規事業への先行投資や人件費増加などにより減益となっています。今後は、各ソリューションの収益性の向上と財務体質の強化に取り組み、
事業基盤の強化を図っていくことが重要です。
編集部のまとめ
エコモット株式会社は、IoTを活用したソリューションを提供する企業です。当期は新規事業への投資により減益となりましたが、中長期的には各ソリューションの成長により業績拡大が期待できます。今後は収益性の改善とキャッシュ・フローの改善に注力し、企業価値の向上に取り組むことが重要でしょう。
エコモット株式会社の決算日や配当についてまとめました。
エコモット株式会社の決算期は8月期で、第1四半期は2023年9月1日から11月30日までとなっています。一方で、当第1四半期連結累計期間においては配当を実施していません。今後の業績回復と財務体質の強化を図った上で、株主還元策の検討が期待されます。