株式会社パシフィックネットの第36期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

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弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

今回は、ITサブスクリプション事業を中心に強調的に成長している株式会社パシフィックネットの決算報告をご紹介します。同社は企業向けのPCリースやIT環境管理などのサービスに強み持つ注目の企業です。売上高は前年同期比4.2%増、利益面でも大幅な増益と、着実な業績拡大を遂げています。今後のさらなる成長に期待が高まりそうですね。

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企業情報

企業名: 株式会社パシフィックネット
証券コード: 30210
決算期: 2023年6月1日~2024年5月31日

株式会社パシフィックネットの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社パシフィックネットの決算期は6月1日~5月31日の年次決算で、毎年8月下旬に決算発表を行っています。そのため、この四半期報告書は2023年6月1日から2024年2月29日までの第3四半期の実績となります。

主な事業

株式会社パシフィックネットの主な事業は、ITサブスクリプション事業とITAD事業、コミュニケーション・デバイス事業の3つです。ITサブスクリプション事業では、企業向けにPCやIT環境管理のサービスを提供しています。ITAD事業では、使用済みのIT機器のデータ消去や適正処理を行っています。コミュニケーション・デバイス事業では、観光地などでガイドに使用されるイヤホンガイドの製造販売などを手がけています。

今期の業績と利益率は?

今期の業績は、売上高4,935,300千円(前年同期比4.2%増)営業利益403,246千円(前年同期比26.3%増)と、増収増益を達成しました。利益率は営業利益率が8.2%と、前年同期比で1.8ポイントの改善となりました。ITサブスクリプション事業が引き続き好調に推移したことが主な要因です。

売上・利益の推移

株式会社パシフィックネットの売上高は、過去5期連続で最高を更新しており、堅調な成長が続いています。特に、企業のIT部門の業務負担軽減につながるITサブスクリプション事業が売上の大部分を占め、前年同期比6.8%増と好調な推移でした。利益面でも、営業利益が前年同期比26.3%増と、大幅な増益となりました。

四半期連結貸借対照表について

株式会社パシフィックネットの四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は前連結会計年度末から1,205,935千円増加し、9,214,081千円となっています。この増加の主な要因は、レンタル資産(サブスクリプション資産)が1,068,364千円増加したためです。一方、負債は6,329,814千円と1,061,381千円増加しており、長期借入金が増加したことが主な要因です。

資産の部

資産の部では、流動資産が1,928,199千円、固定資産が7,285,881千円となっています。固定資産の大部分を占めるのがレンタル資産(サブスクリプション資産)で、6,324,203千円と大きな割合を占めています。これらのIT機器資産が同社の強みとなっています。

負債の部

負債の部では、流動負債が2,968,874千円、固定負債が3,360,939千円となっています。流動負債の増加は主に1年内返済予定の長期借入金の増加によるものです。一方、固定負債の増加は長期借入金の増加が主な要因です。

純資産の部

純資産の部は2,884,266千円と、前期末から144,554千円増加しています。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益256,985千円の計上と、配当金の支払いによるものです。

ROAとROE

株式会社パシフィックネットのROA(総資産利益率)は現状3.1%ROE(自己資本利益率)は9.0%となっています。前年同期と比べROAは低下したものの、ROEは改善傾向にあります。これは、IPO後の積極的な事業投資により固定資産が増加し、一時的に収益性が低下したものの、長期的には収益性の向上が期待できると考えられます。

キャッシュフロー

キャッシュ・フローの状況としては、営業活動によるキャッシュ・フローが大きな黒字となっています。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローがマイナスとなっているのは、事業拡大に向けた設備投資が積極的に行われているためです。財務活動によるキャッシュ・フローはほぼ均衡しており、全体としては安定した資金繰りが行われているといえます。

配当の支払額

株式会社パシフィックネットは、1株当たり40円の配当を実施しています。この配当は前期比4円増加しており、着実な増配傾向にあります。今後も株主還元を重視していく方針のようです。

今後の展望

株式会社パシフィックネットは、2025年10月のWindows 10サポート終了に向けて、2024年からPCの更新需要が本格的に拡大すると見込んでいます。その需要取り込みに向けて、人材や設備、DXの強化など先行投資を積極的に行っています。これにより、ITサブスクリプション事業の更なる成長が期待されます。また、ITAD事業やコミュニケーション・デバイス事業でも収益性の改善が進んでおり、同社の業績拡大が続くことが期待できそうです。

編集部のまとめ

株式会社パシフィックネットは、ITサブスクリプション事業を中心に高い成長性を示しており、今後の業績拡大が期待される企業です。同社は、2025年10月に迫るWindows 10サポート終了を見据え、積極的な先行投資を行っていることから、市場の期待に応えられる可能性が高いと考えられます。配当面でも着実な増配を続けており、株主還元にも力を入れていることが魅力的です。同社の今後の成長に期待が高まるでしょう。

株式会社パシフィックネットの決算日や配当についてまとめました。

株式会社パシフィックネットの決算期は6月1日~5月31日で、毎年8月下旬に決算発表を行っています。また、同社は1株当たり40円の配当を実施しており、安定して株主還元を行っています。これらの決算スケジュールや配当政策は、同社の健全な経営管理と株主の皆様への利益還元を示すものと言えでしょう。

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