伊勢化学工業株式会社の第104期第1四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

この度の伊勢化学工業株式会社の決算報告は、順調な業績増加を示しています。新製品の需要が伸びたことや、業績の上昇を受けての配当金増加と、株主還元の拡大にも注目が集まっています。2024年の決算期は、さらなるコスト管理の強化や成長市場への拡大に期待が高まりそうです。

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企業情報

企業名: 伊勢化学工業株式会社
証券コード: 41070
決算期: 2024年12月期

伊勢化学工業株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

伊勢化学工業株式会社の決算日は12月31日で、毎年3月下旬に定時株主総会が開催され、当期の決算内容が報告されます。また四半期決算は、3月31日、6月30日、9月30日、12月31日の各四半期末に行われています。

主な事業

伊勢化学工業株式会社は、ヨウ素及び天然ガスの製造・販売を主な事業としています。ヨウ素は、医薬品や工業用薬品の原料として利用されており、同社は国内有数のヨウ素生産企業の地位を占めています。また天然ガスの製造・販売も手がけ、エネルギー分野でも事業展開しています。さらに、金属化合物の製造・販売にも取り組んでいます。

今期の業績と利益率は?

当期の売上高は68億5700万円と前年同期比で33.4%増と大幅な増収となりました。利益面でも、営業利益が13億2000万円と前年同期比で35.7%増、経常利益が12億6000万円34.6%増と、高い増益率を達成しています。高収益性を維持しつつ、売上高も大きく伸長した好決算となりました。

売上・利益の推移

直近3期の売上高と利益の推移を見ると、売上高は2023年12月期26,413百万円から、2024年12月期第1四半期には6,857百万円まで増加しています。利益面では、経常利益が2023年12月期5,117百万円から、2024年12月期第1四半期には1,260百万円まで伸長しています。売上高、利益ともに順調に推移していることがわかります。

四半期連結貸借対照表について

2024年3月31日時点の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は38,931百万円となっています。前期末と比較すると1,150百万円減少しています。これは主に法人税等の納付に伴う現金及び預金の減少によるものです。

資産の部

資産の部では、流動資産22,662百万円固定資産16,269百万円となっています。流動資産では、現金及び預金4,091百万円売掛金6,324百万円となっています。

負債の部

負債の部では、流動負債5,375百万円固定負債1,464百万円となっています。流動負債では、買掛金2,450百万円未払法人税等412百万円となっています。

純資産の部

純資産の部では、株主資本31,601百万円その他の包括利益累計額489百万円となっています。株主資本の内訳は、資本金3,599百万円資本剰余金3,931百万円利益剰余金24,204百万円となっています。

ROAとROE

当期のROA(総資産経常利益率)は3.2%、ROE(自己資本利益率)は2.7%となっています。前期と比較してROAは0.2ポイント上昇、ROEは0.1ポイント上昇しており、収益性の改善が見られます。これは、新製品の拡販や原価管理の強化などが寄与したものと考えられます。

キャッシュフロー

当第1四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況を見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは814百万円のキャッシュ・アウトとなりました。これは法人税等の支払いによるものです。一方、投資活動によるキャッシュ・フローは305百万円のキャッシュ・イン、財務活動によるキャッシュ・フローは866百万円のキャッシュ・アウトとなっています。全体としては、現金及び現金同等物が1,629百万円減少しています。

配当の支払額

当期の年間配当金は160円と前期の110円から50円増配となっています。これは、順調な業績を背景に株主還元の拡大を図ったものと考えられます。配当性向は22.1%となっており、一定の株主還元水準を維持している状況です。

今後の展望

今後の事業環境については、国内経済の緩やかな回復基調が続くことが期待されます。一方で、中国経済の減速や地政学リスクの高まりなどの不確定要因も残されています。こうした中で、伊勢化学工業株式会社は、積極的な国内外の販売活動生産性向上に取り組み、さらなる業績拡大を目指していく方針です。成長市場への展開や、新製品の開発・拡販なども重点課題となりそうです。

編集部のまとめ

今回の伊勢化学工業株式会社の決算は、売上高、利益ともに大幅な増加を示しており、高収益体質が維持されています。特に、ヨウ素や天然ガスといった主力事業の好調さが目立ちます。また、株主還元の拡大も評価できるでしょう。今後は新市場開拓や新製品の拡販など、さらなる成長の実現が期待されます。同社は化学業界の中核企業としての地位を着実に築いていると言えるでしょう。

伊勢化学工業株式会社の決算日や配当についてまとめました。

伊勢化学工業株式会社の決算日は12月31日で、毎年3月下旬に定時株主総会が開催されます。この決算期の2024年3月期の業績は、売上高68億5,700万円、経常利益12億6,000万円と大幅な増収増益となりました。また、配当金は前年比50円増配の年間160円と、株主還元の拡大も目立つ結果となっています。今後の成長にも期待が高まる決算報告でした。

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