ニュースの要約
- 株式会社NJSがマダガスカル共和国の水・衛生省から「マダガスカル国トアマシナ市上水道システム拡張及び改善計画」を受注したことが明らかになった。
- 本事業は、トアマシナ市の既存浄水場と配水施設の拡張・更新を行い、安全かつ安定的な給水サービスの拡大を図るものである。
- 事業期間は2024年12月20日から2028年9月30日、総額282百万円(うち株式会社NJSが約72百万円を受注)となっている。
概要
本プロジェクトは、マダガスカル共和国の第2の都市トアマシナ市における上水道システムの拡張および改善を行うものです。
トアマシナ市の人口は現在約50万人ですが、2033年には約76万人まで増加すると予測されており、水需要の大幅な増大が見込まれています。しかし、同市への安全な水へのアクセス率は約40%と極めて低く、水供給量の不足が深刻な問題となっています。
そのため、本事業では既存のファラファティ浄水場の拡張と送配水管の整備を行い、安全かつ安定的な給水サービスの拡大を図ることを目的としています。具体的には、浄水場の能力を21,000 m3/日から30,000 m3/日に拡張するほか、送配水管の更新工事も実施する予定です。これにより、トアマシナ市における公衆衛生の向上と経済活動の促進が期待されています。
本事業の実施期間は2024年12月20日から2028年9月30日で、総額282百万円(うち株式会社NJSが約72百万円を受注)となっています。実施機関はマダガスカル共和国の水・衛生省で、株式会社TECインターナショナルを代表とする共同企業体で受注しています。
編集部の感想
編集部のまとめ
上水道システム拡張及び改善計画:【株式会社NJS】 マダガスカル国トアマシナ市での受注のお知らせについてまとめました
今回の「マダガスカル国トアマシナ市上水道システム拡張及び改善計画」の受注は、日本の水インフラ企業の技術力と実績が国際的に高く評価された結果と言えるでしょう。
マダガスカルはアフリカ大陸の中でも開発の遅れた国の一つですが、急速な人口増加に伴う水需要の拡大は喫緊の課題となっています。本プロジェクトでは、既存の浄水場と送配水管の抜本的な改善により、トアマシナ市民の生活環境と経済活動の発展に大きく寄与することが期待されます。
長期的な事業期間を見据えた上で、現地の実情に合わせた最適な設計と施工管理、そして運営・維持管理に関する技術支援など、株式会社NJSの総合的な水インフラ事業の強みが発揮されるものと考えられます。この事業を通じて、マダガスカルの水セクターの発展とSDGs達成に貢献していくことが期待されます。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000016.000113407.html