ニュースの要約
- 2025年3月期の連結決算は減収増益となり、営業収入は前期比96.7%の126,076百万円、営業利益は前期比122.1%の10,972百万円、当期利益は前期比118.7%の4,019百万円となった。
- パチンコホール業界ではスマート遊技機や新紙幣対応設備投資の増加により店舗数が減少しており、大手企業の出店エリア拡大や中小企業の経営効率化による店舗買収が活発化している。
- 同社は115店舗でパチンコ機の減台とパチスロ機の増台によるリニューアルを実施し、競争力強化と顧客支持の獲得に努めている。
概要
株式会社ダイナムジャパンホールディングスは2025年3月期の連結決算を発表しました。
当社の2025年3月期連結決算は、営業収入126,076百万円(前期比96.7%)、営業利益10,972百万円(前期比122.1%)、当期利益4,019百万円(前年同期比118.7%)と減収増益となりました。
パチンコホール業界におきましては、参加人口はほぼ横ばいと見られるものの、スマート遊技機や新紙幣対応に伴う設備投資が増加したこともあり、店舗数の減少が継続しております。また大手企業を中心とした出店エリアの拡大、中小企業では出店エリア集約による経営の効率化などの戦略を背景に店舗買収が活発化しております。
このような環境下、当社グループにおきましては、パチンコ機の減台およびパチスロ機の増台を主とする店舗リニューアルを115店舗において実施いたしました。あわせて、当社が従前より重点的に取り組んでおりますプライベートブランド機(「PB機」)の開発では、2024年11月に新筐体シリーズの第一弾として2,000台を導入いたしました。
編集部の感想
編集部のまとめ
ダイナムジャパンホールディングス:2025年3月期 連結決算速報についてまとめました
ダイナムジャパンホールディングスの2025年3月期連結決算は、業界全体の厳しい環境の中で減収ながらも増益を達成しました。パチンコホール店舗の改装や自社開発機の導入など、同社が積極的な経営施策を展開していることが窺えます。
パチンコ業界は長期的に厳しい状況が続いており、大手企業を中心とした出店エリアの拡大や中小企業の集約化など、構造的な変化が進行しています。そのような環境の中で、ダイナムは既存店舗の競争力強化に注力し、PB機の投入などによるコストダウンや収益力の向上に努めている点が特徴的です。
今後の同社の動向にも注目が集まりそうですが、同社の経営陣が難しい状況下で確実な成果を上げてきたことは評価に値するでしょう。エンタメ産業の中でも厳しい局面に立たされるパチンコ業界において、同社の事業運営に対する高い事業遂行力が発揮されていると言えるでしょう。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000501.000013913.html