ニュースの要約
- 兵機海運株式会社の中期経営計画について、富洋海運グループとの協業により、企業価値向上に向けて取り組みたいという意向を表明
- 兵機海運の中期経営計画では、2028年3月期に売上高150億円、営業利益率4.5%の目標を掲げており、富洋海運グループとの協業によりその達成確度を高められると考えている
- 富洋海運グループは外航海運やスタートアップ投資などの強みを生かし、兵機海運の中期経営計画の各種取り組みをサポートしていきたいとしている
概要
本プレスリリースは、兵機海運株式会社の中期経営計画の達成に向けて、富洋海運グループとの協業について説明したものです。
兵機海運は2025年4月30日に中期経営計画を公表しましたが、富洋海運グループは、この計画の達成に向けて協力していきたいと考えています。富洋海運グループは、公開買付けを通じて兵機海運の筆頭株主となることを目指してきましたが、兵機海運側は「企業価値が毀損される」と懸念を示していました。しかし、富洋海運グループは、具体的にどのようなシナリオで企業価値が毀損されるのか理解できていないと述べています。
一方で、兵機海運は大和工業グループとの資本業務提携を発表し、中期経営計画を公表しましたが、富洋海運グループとのシナジーは大和工業グループとの領域が重複せず、むしろ中期経営計画の達成に役立つと説明しています。富洋海運グループは、兵機海運の企業価値向上のために協業したいと考えており、単に大和工業グループとの提携のみで国内事業の強化に留まるのか、富洋海運グループとのシナジーを発揮し外航事業の強化も同時に行うのか、どちらが企業価値向上に資するかについて、兵機海運の株主の皆さまにご判断いただきたいとしています。
また、富洋海運グループは、兵機海運の中期経営計画の各種取り組みをサポートできる強みを持っているため、協業によって計画の達成確度を高められると考えています。具体的には、外航海運事業やスタートアップ投資などの知見を生かし、計画のマイルストーンの達成に貢献したいとしています。
編集部の感想
編集部のまとめ
兵機海運:「中期経営計画」の達成に向けて by 堂島汽船株式会社についてまとめました
今回のプレスリリースは、兵機海運の中期経営計画の達成に向けて、富洋海運グループとの協業について説明したものです。兵機海運は大和工業グループとの提携を発表していますが、富洋海運グループとのシナジーは重複せず、むしろ中期経営計画の達成に役立つと主張しています。
富洋海運グループは、兵機海運の企業価値向上のために真摯に取り組みたいと考えており、具体的な支援策も示しています。外航海運事業やスタートアップ投資など、富洋海運グループの強みを生かして、兵機海運の中期経営計画の各種取り組みをサポートしていきたいとしています。
兵機海運と富洋海運の関係性が明確になり、両社のニーズが合致していることがわかる良いプレスリリースだと思います。今後の両社の連携に期待が高まります。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000151525.html