ニュースの要約
- シードスタートアップ投資を行うベンチャーキャピタルファンド、Skyland Venturesが、オンチェーン・マルチストラテジー・ヘッジファンド「Neutral Trade」の資金調達ラウンドに参加したことを発表。
- Neutral Tradeは、Goldman Sachs出身のクオンツチームが設計したアルゴリズムを採用した市場中立型の分散型ファイナンスアプリケーションで、オンチェーンでの透明性と安定したリターンを特徴としている。
- Neutral Tradeはロードマップに沿って機能を拡充しており、2024年第4四半期にはプロトコル正式ローンチを予定している。
概要
シードスタートアップへの投資をメインに行うベンチャーキャピタルファンド、Skyland Ventures(以下SV)は、オンチェーン・マルチストラテジー・ヘッジファンド「Neutral Trade」の資金調達ラウンドに参加したことを発表しました。
Neutral Tradeは、Solana上で稼働するマルチストラテジー型ヘッジファンドで、Goldman Sachs出身のクオンツ陣が設計したアルゴリズムを「Vault」というシンプルなラッピングに落とし込み、誰でもワンクリックで機関投資家レベルの運用にアクセスできる製品です。具体的には、市場中立(デルタ・ニュートラル)戦略により価格変動リスクを抑えつつ、DEXからの取引手数料を獲得するほか、預入額と保有期間に応じて将来トークンに交換可能な「Neutral Trade Points(NTP)」を自動付与するといった仕組みが特徴となっています。
Neutral Tradeが提供する主な5つの価値は、(1)Vaultアーキテクチャ、(2)世界トップクラスのQuantチーム、(3)一貫して高水準のリアル・イールド、(4)ユニークなテーマ別Vault、(5)エアドロップ「ポイント・ファーミング」機能などです。このようにクオンツ戦略をオンチェーンで実装し、ユーザー体験まで磨き込んだプロダクトは、既存のデルタヘッジサービスとは一線を画しています。
Neutral Tradeは2024年第4四半期にプロトコル正式ローンチを予定しており、その後も機能拡充を続けていく計画となっています。SVはこうしたNeutral Tradeの取り組みに共感し、リスクを抑えつつ魅力的なイールドを享受できる新しいスタンダードの確立に向けて、資本面やノウハウの提供などで全面的にサポートしていくとしています。
編集部の感想
編集部のまとめ
Neutral Trade:SkylandVentures、オンチェーン・マルチストラテジー・ヘッジファンド「Neutral Trade」の資金調達ラウンドに参加についてまとめました
今回のニュースは、シードスタートアップ投資を行うベンチャーキャピタルファンドのSkylandVenturesが、Solana上で稼働する分散型ファイナンスアプリケーション「Neutral Trade」の資金調達ラウンドに参加したというものです。Neutral Tradeはクオンツ戦略をオンチェーンで実装し、安定的な収益と透明性を両立させたサービスとなっています。SVはこうしたNeutral Tradeの取り組みに共感し、資本面やノウハウの提供を通じて全面的にサポートしていくとしています。
Neutral Tradeは、デルタ・ニュートラルを基本とした堅牢な運用戦略と、オンチェーンでの透明性を両立させた点が特筆に値するでしょう。加えて、エアドロップの「ポイント・ファーミング」機能など、ユーザー体験にも配慮した設計になっているのも魅力的です。
SVがNeutral Tradeの成長をサポートしていくことで、ブロックチェーンによる分散型金融の新しいスタンダードが確立されていくことが期待できそうです。今後の展開にも注目が集まるだろう製品だと感じました。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000225.000008324.html