ニュースの要約
- ニッセイ・キャピタル株式会社がサステナビリティ課題解決ファンド1号投資事業有限責任組合から株式会社LINEAイノベーションに出資
- LINEAイノベーションは中性子を出さない安全性の高い革新的核融合炉の実現を目指すスタートアップ企業
- ニッセイ・キャピタルは日本生命グループの一員として、LINEAイノベーション社の成長とSDGs達成に貢献する
概要
ニッセイ・キャピタル株式会社は、サステナビリティ課題解決ファンド1号投資事業有限責任組合より、中性子を出さない安全性の高い革新的核融合炉の実現を目指す株式会社LINEAイノベーションに出資しました。
核融合発電は、原子核の融合反応を利用して莫大なエネルギーを生成する発電方式で、二酸化炭素を排出しないため地球温暖化防止に貢献できます。しかし、現在主流の核融合発電技術では、燃料として重水素と三重水素を用いるため、核融合反応において大量の中性子が放出されます。この結果、低レベルの放射性廃棄物が発生したり、反応容器などの構造材料が中性子によって劣化して寿命が短くなるなどの課題がありました。
LINEAイノベーションが開発を進める先進燃料核融合は、軽水素とホウ素11を燃料に用いることで中性子による放射化・廃棄物の発生という問題を根本的に回避でき、中性子を出さない高い安全性と持続可能性を兼ね備えた次世代エネルギーの実現が期待されます。
ニッセイ・キャピタルは、LINEAイノベーションの高い技術力に着目し、その事業成長によってグローバルな気候変動およびエネルギー問題の解決に寄与すると考え、出資を決定しました。
編集部の感想
編集部のまとめ
サステナビリティ課題解決ファンド1号投資事業有限責任組合：ニッセイ・キャピタル株式会社が株式会社LINEAイノベーションに出資についてまとめました
今回のニュースは、ニッセイ・キャピタル株式会社がサステナビリティ課題解決ファンド1号投資事業有限責任組合より、中性子を出さない安全性の高い革新的核融合炉の実現を目指す株式会社LINEAイノベーションに出資したことを伝えるものです。
LINEAイノベーションは、従来の核融合発電技術では避けられなかった中性子の放出問題を解決した次世代の核融合発電システムの開発に取り組んでおり、ニッセイ・キャピタルはその高い技術力に注目し、LINEAイノベーションの事業成長を通じてグローバルな気候変動およびエネルギー問題の解決に寄与することを期待して出資を決定しました。
日本企業が先端技術の開発に積極的に取り組み、その実現に向けた投資を行っていることは頼もしい限りです。LINEAイノベーションの技術が実用化されれば、再生可能エネルギーと並ぶ次世代のクリーンエネルギー源として期待されることから、その動向に注目が集まりそうです。
参照元：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000034.000043106.html
