ニュースの要約
- 資産1000万円以上の投資家の20.5%がAIを活用して投資・資産形成を行っている
- AI活用者の37.8%が10%以上の利益を得ており、実践的な活用が進んでいる
- AI未導入層の8割超が今後の活用を希望しており、普及余地が大きい
概要
株式会社Wealth Onが実施した「生成AIの利用に関する意識調査」の結果が明らかになりました。
調査によると、投資家全体でAIの活用率は16.7%でしたが、資産1,000万円以上の投資家に限定すると活用率が20.5%に上昇することが分かりました。
さらに詳細を見ると、2,000万円以上の投資家では22.1%とより高い割合でAIを活用しており、投資判断の複雑化に直面する高資産層において、AIが”実務ツール”として実際に活用されはじめていることが示唆されています。
一方で、AI活用者の37.8%が「10%以上の利益」を実感しているものの、28.0%は「10%以上の損失」も経験しており、使い方によって成果に差が出る実態も明らかになりました。
また、AI未導入層の81.5%が「今後の導入に前向き」と回答しており、適切な情報提供や比較支援、信頼性の担保が普及のカギとなることが示唆されています。
編集部の感想
編集部のまとめ
資産1000万円以上の投資家:20.5%がAIを活用し投資・資産形成について
今回の調査結果から、AIは特に高資産層を中心に投資判断の一助として活用されはじめていることがわかりました。
高資産層ほどAI活用率が高まっているのは、膨大な情報の中から最適な選択を行うニーズが高まり、AIが合理的な意思決定を支援する存在として機能しているためだと考えられます。
また、一定のリターン向上効果も見られており、投資家の関心も高まりつつあります。ただし、適切な活用方法を身につけられなければ、かえって損失を生む可能性もあるため、今後は信頼性の高いAIツールの選定や運用方法の理解支援が重要になってくるでしょう。
投資にAIを活用するメリットは大きいものの、注意深い取り組みが不可欠です。株式会社Wealth Onなどの企業には、投資家の皆さまに適切なアドバイスを提供していくことが期待されています。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000157789.html