ニュースの要約
- 岡山大学が国連世界観光機関(UN Tourism)を訪問し、世界観光倫理憲章に準拠したアクセシブル・ツーリズムに関する連携を提案した。
- 岡山大学は、ユネスコチェアホルダーの池谷航介准教授が、世界遺産地域におけるアクセシブル・ツーリズムやアウトドア・バリアフリー事業計画などの取り組みを説明した。
- 国連世界観光機関(UN Tourism)からは、「持続可能な観光地づくり国際ネットワーク(INSTO)」や「自然エリアでのアクセシビリティの確保とインクルーシブツーリズムの開発状況優良事例集」などの取り組みを紹介した。
概要
国立大学法人岡山大学は、2025年5月27日、横井篤文副学長(グローバル・エンゲージメント担当)・ユネスコチェアホルダーおよび学術研究院共通教育・グローバル領域の池谷航介准教授が、奈良市にある国連世界観光機関(UN Tourism)アジア太平洋地域事務所を訪問しました。
UN Tourismアジア太平洋地域事務所の大宅千明副代表と石崎雄久国際部長補佐と面会し、今年度から新たに本学のユネスコ副チェアのアクセシビリティ担当として就任した池谷准教授は、世界遺産地域におけるアクセシブル・ツーリズムやいくつかの自治体と進めているアウトドア・バリアフリー事業計画などの取り組みを説明しました。UN Tourismからは、「持続可能な観光地づくり国際ネットワーク(INSTO)」や「自然エリアでのアクセシビリティの確保とインクルーシブツーリズムの開発状況優良事例集」などのアクセシブル・ツーリズムの取り組みの紹介があり、注目される施策について意見交換を行いました。
横井副学長は、岡山地域が持続可能な開発のための教育(ESD)の日本の最初の拠点(RCE)でもあることから、UN Tourismが1999年に採択した指針「世界観光倫理憲章」に基づいた持続可能なアクセシブル・ツーリズムの取り組みを通じた本学との連携を提案しました。大宅副代表からも国連機関の取り組みを社会に広く普及し、貢献していくことの重要性が示され、連携への関心が寄せられました。
編集部の感想
編集部のまとめ
アクセシブル・ツーリズム:岡山大学、国連世界観光機関(UN Tourism)を訪問~世界観光倫理憲章に準拠した連携を提案についてまとめました
今回の発表では、岡山大学が国連世界観光機関(UN Tourism)を訪問し、アクセシブル・ツーリズムに関する連携を提案したことが明らかになりました。岡山大学のユネスコチェアホルダーである池谷航介准教授が、世界遺産地域におけるアクセシブル・ツーリズムやアウトドア・バリアフリー事業計画などの取り組みを説明し、UN Tourismからも関連する施策の紹介がありました。
特に注目されるのは、岡山大学が持続可能な開発のための教育(ESD)の拠点であり、UN Tourismが1999年に採択した「世界観光倫理憲章」に基づいたアクセシブル・ツーリズムの取り組みを通じた連携を提案したことです。これにより、地域の取り組みと国際機関の知見が融合し、より効果的な施策が展開されることが期待されます。
SDGsの達成に向けて、障がいのある方や高齢者など、誰もが参加できる持続可能な観光地づくりは重要な課題です。岡山大学とUN Tourismの連携が、アクセシブル・ツーリズムの推進につながり、地域から世界へ貢献していくことを期待しています。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003192.000072793.html